新たなフェーズに突入…きっかけは3年前
そんな杉咲が自ら「新たなフェーズに突入した」と振り返るのが、自身初の単独主演映画となった『市子』(23年)だ。3年同棲した恋人からプロポーズを受けた直後に失踪する、謎に満ちた主人公「市子」を演じた。
戸田彬弘監督が振り返る。
「杉咲さんは演じる人物と共鳴する力がすごい。撮影にあたり『ノーメイクでお願いします』と伝えようと思っていたら杉咲さんから先に提案してくれましたし、『市子の満ち足りない感覚でいたい』と減量も本人の意志でされていました」
座長ぶりも信頼が置けた。
「クランクインからクランクアップまでずっと現場にいて、撮影の3、4日前から現地入りし、ロケハンにも全てではないですが同行して頂きました。出番がない日も全てのキャストのクランクアップに立ち会い、いつも柔らかい雰囲気で現場を作ってくれましたね」
特に印象に残っているのが、撮影初日のシーンだという。
「ワンシーン・ワンカットの長尺の撮影でしたが、一発OK。その時の彼女の演技に底知れない『不気味さ』を感じたんです。杉咲さんには俳優としての雑念がなく、役としてその瞬間に存在し、反応している。そこが彼女の凄みだと思います」
若葉竜也との熱愛が報じられ…杉咲が大事にしているもの
プライベートでは24年に、『市子』でも恋人役を演じた若葉竜也との熱愛が「女性セブン」で報じられた。20年頃から実家を出て1人暮らしを始め、生活や料理についての発言も増えてきた杉咲。いま、大事にしているのが……。
「発酵食です。多忙な中でもぬか床を用意してカブや長芋などの野菜を漬けたり、生姜を発酵させた生姜麹など麹作りにもハマっているとか。全身全霊で仕事に取り組む彼女だからこそ、最近は『生活が何より大事』『仕事は生活の一部』とオンオフの切り替えを重視している」(事務所関係者)
公私にわたり、彼女の醸す世界から目が離せない。

