【ミラノ時事】15日に閉幕したミラノ・コルティナ・パラリンピックで、日本はメダル4個(銀3、銅1)にとどまった。表彰台まであと一歩の種目も複数あったが、金メダルなし、総数5個以下はともに2002年ソルトレークシティー大会以来。大舞台で選手層の薄さが浮き彫りになった。
アルペンスキー座位は女子のエース村岡桃佳(トヨタ自動車)が、鎖骨骨折などの影響を抱えながらも銀2個と奮闘。男子は鈴木猛史(カヤバ)が3大会ぶりにメダルを獲得したが、45歳の森井大輝(トヨタ自動車)は振るわず、6大会連続を目指したメダルを逃した。欧州特有の起伏が大きい斜面に苦戦。フランスで行われる次回30年大会へ課題を残した。
スノーボード男子下肢障害LL1は小栗大地(SCSK)がバンクドスラロームで銀メダルを獲得。トップとの差はわずかだった。1月に右肘を折った世界王者の小須田潤太(オープンハウス)は5位にとどまり、スノーボードクロスは4位。
唯一の新種目だった車いすカーリング混合ダブルスは小川亜希、中島洋治組(チーム中島)が1次リーグ敗退。昨年の世界選手権を制したベテランペアは氷の状態を読み切れなかった。ノルディックスキー距離男子立位では、前回覇者の川除大輝や新田佳浩(ともに日立ソリューションズ)が柔らかい雪質に苦戦した。
一方で、好材料もあった。阿部友里香(日立ソリューションズ)はスキー距離女子個人で自己最高の4位。スノーボードで日本女子として初出場した坂下恵里(三菱オートリース)は2種目で入賞した。若手が台頭したアイスホッケーは2大会ぶりに出場。勝利は挙げられなかったものの、貴重な経験を積んだ。
日本選手団の大日方邦子団長は「海外の選手が一枚上手だった。8年、12年というスパンで(選手育成や強化を)進める必要がある」と語った。


