地を這うフォルムの改造車に乗り、気高くアクセルを踏み込む女性たちがいる。「異端扱い」もなんのその、愛車に並々ならぬ情熱を捧げる彼女たちの素顔に迫る!

 今回は、bBをカスタムする「加藤製作所」さんをご紹介。

最初は改造車に乗ることに抵抗があったが、今では「どんどんやって」と夫に促すほどに

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「生活のための車」が勝手に改造されていき…

 5年前に結婚するまで、そもそも車を運転したこともなかったんですよ。結婚してようやく、子育てのために免許を取って、ワゴンRを買って。できればスライドドアの車がよかったんですけど、とにかく安さ優先で選びましたね。

角ばったデザインで一斉を風靡したbBのフロントマスク

 それで、私自身は普通の車として使いたかったんですけど、夫が勝手に……。夫は昔から車弄りが趣味で、自分の車だけでは飽き足らず、私のワゴンRも弄っていっちゃったんですよね。

 私の父も車を弄る人だったので、カスタムそのものに抵抗はなかったのですが……。さすがに、私がメインで使う車を不便にされるのはちょっとイヤでしたね。こっちは初心者だし、最初の頃は保育園に送迎するのも恥ずかしいし。

ユーロテールがなんとも懐かしい

 でも1年前にこのbBに乗り替える頃には、もうすっかり慣れてしまっていました。bBを買ったのも、夫がそれまで2台のbBを弄ったことがあるので、「弄りやすいし、安く済ませられる」というのが大きかったんです。もう完全に、私自身も弄る前提でしたね(笑)。

足元にはメッキがまぶしいディッシュホイール

 今でもたまにこの車で保育園の送迎をしていますが、周りの目も全然気にならなくなりました。誰がどんな車に乗っていようと、大抵の方は無関心ですしね。反対に、仲のいいパパママからは「カッコいいね」と声をかけてもらえることもありますよ。

 改造費の面でも、とくに家計の負担にはなっていないんです。夫が過去に溶接屋さんをやっていたこともあり、足まわりとかマフラーとか、かなりの部分を自分で作っちゃうので。この車も、カスタムのための材料費でいったら4万円~5万円くらいで済んでいるみたいですね。

エアコンの操作ダイヤルはクリスタル調に変更

 なので、今は私としても、「どんどんやっちゃって」という感じになっています。毎回、イベントにも家族3人で参加していますしね。娘は4歳で、まだあまり車には興味がないようですが、いつもイベントには行きたがるので、こういう場の雰囲気は好きなんでしょうね。

保育園の送迎にこのbBを使うことも。周りの目はまったく気にならなくなったという

 あと今日は、妹の夫も一緒に車を展示しているんです。彼はもともと夫の親友で、たまたま私の妹と結婚して……。最初は夫も「親友が義理の弟になるとは……」と混乱気味でした(笑)。でも、おかげで遊ぶ頻度も増えて、趣味を共有できる場が広がったのは嬉しいですね。

次の記事に続く 「女の子の友達は少なかった」幼少期から“カクカクした高級車”にゾッコンで…自身と同い年の初代シーマに乗る女性が明かした、車についての“まっすぐな愛情”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。