■やってはいけないことその2:無名ブランドを選ぶ

 特に信頼できるのは、家電量販店やホームセンター、雑貨店などのプライベートブランド商品です。これらは販売元が責任を持って品質管理を行っているため、安心して購入できます。また、万が一事故が起きた際も、適切な窓口対応が期待できます。

■やってはいけないことその3:通販で「口コミ」頼りに購入する

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 Amazonなどの総合通販サイトで購入する場合は、名の知れた大手メーカー製を選ぶのが無難です。「口コミ」を参考にする方も多いですが、サクラ(偽の口コミ)も多いため過信は禁物です。気になる場合は「サクラチェッカー」などの検証サイトを利用して、評価の信頼性を確認しましょう。

■やってはいけないことその4:PSEマークを過信する

 PSEマークとは、日本の「電気用品安全法」に基づき、安全基準を満たした製品に表示されているマークです。「PSEマークがあれば安全」という解説もありますが、あまり過信しないほうがいいでしょう。あくまで「ないよりはあった方がマシ」ぐらいに思ってください。

 なぜなら、PSEマークは、第三者機関による強制検査ではなく、自社で試験を行い書類申請する「自己確認」方式。そのため、悪徳業者の場合、試験をせずマークだけ印刷したり、申請をしていなかったりするケースもあるのです。一部の悪質な業者のために、マーク全体の信頼性が揺らいでいるのが実のところです。

日本の安全基準を満たした製品に付与されるマーク。ひし形と丸型の2種類があるが、リチウムイオン電池搭載製品の多くは丸型PSE。マークの付近に製造・輸入業者名の記載がないものは偽造の可能性が高い ©AFLO

 これら4つのポイントを意識すれば、安全性の高い製品に出会える確率はぐんと上がります。

最も危険なのは…

 最も危険なのは、とにかく安く売っている粗悪品です。事故が起きてもメーカーと連絡がつかず、保証も受けられません。海外の販売店から直送されるような製品は、まず「保証がない」と疑ってかかるべきです。

 なお、駅やコンビニにある「ChargeSPOT」などのレンタルモバイルバッテリーは、企業が管理しており、不具合のある個体も把握されやすいため、比較的安全性は高いといえます。ただし、前の利用者が落下させたり水没させたりしている可能性はあるため、自身で購入した製品と同様に注意して扱う必要があります。

 しかし、いくら意識して安全性の高い商品を購入しても、発火のリスクは避けられません。では、できる限り安全に使うにはどうすればいいのでしょうか?(つづく)

次の記事に続く “発火事故”相次ぐモバイルバッテリー…使用中に決して“見落としてはいけない”4つのこと「いつ火を噴いてもおかしくない」「焦げたような異臭が…」

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