日本人ファンが目撃した“衝撃の現場”
そんな最新アルバムを引っ提げて開催したのが、朝鮮王宮の正門・光化門前での復活ライブだ。現地を訪れていた40代日本人男性ファンが、興奮冷めやらぬ様子でライブを振り返る。
「毎年訪韓していますが、航空券代や宿泊費も、普段の2倍近い“BTS価格”でした。ソウル市内の高層ビルのあちこちに大型ビジョンが特設されていて、公演前にはライブの告知映像やブランドとメンバーのタイアップ広告が流れ、街はBTS一色。光化門広場周辺では通行人であっても手荷物検査をされる徹底ぶり。中には『なんで通れないんだ!』と怒っている人もいました」
全長約550メートルの光化門広場内の指定席エリアに入れるのは2万2000人。手荷物検査を通過すれば、抽選に外れたファンも通行人も、広場を囲む道路をぐるぐる回りながらライブを覗くことができたという。
夜8時に公演がスタートすると、
「7人揃って登場してきた瞬間の歓声が一番凄かったです。RMは怪我のため、椅子に座ってのパフォーマンスが中心でしたが、残りのメンバーが彼のもとに集まって歌う場面もあった。アルバム収録の最新曲をはじめ、『Dynamite』『Butter』などの大ヒット曲まで満遍なく披露してくれました」(同前)
韓国政府は「災害危機警報」を発令も
大混雑による事故が懸念され、韓国政府は「災害危機警報」を発令したが、
「難なく通ることのできるエリアもあり、道端には高齢者が座っていましたよ。160人近くの犠牲者が出た梨泰院の雑踏事故(22年)の教訓から、警察は人流を滞留させないよう誘導していたそう。体感としては、祇園祭の前夜祭・宵山(毎年20万人が来場)の方がぎゅうぎゅう詰めという感じです」(同前)
実際、警察当局は今回のライブに26万人が詰めかけると予測。安全対策のため警察や消防など計1万5500人を動員していたものの、来場者数は6万人前後に留まったという。
「現地の朝鮮日報は、公務員の過剰動員で少なくとも4億4000万ウォン(約4700万円)の税金が無駄遣いされた可能性を報道。それでも経済効果は、21日のライブだけで約280億円、活動再開によって最大10兆円規模に達する試算が出ています」(在韓記者)
帰ってきたBTSは韓国国民を1つにまとめることができるのだろうか。
