冒頭にあるように少食の人達のニーズに応えられるということももちろんあるのだが、町田北口店は西口の町田店と比べて狭小で、利用客の滞在時間も短い。しかも競合し合うカニバリ立地である。 こうした状況で、今後の出店計画を考える時、新たなポジショニングが必要であり、その可能性を探る うえでオールライトという実験的な店舗を計画したとのこと。
そのため、客単価が下がっても回転率が上がるようなメニューの方が適しているというのだ。つまりライトがよい。少食層を含む軽食需要と価格優位性(ワンコイン)により新規顧客の発掘につながるかを検討したいわけである。
しかも、ワンコインで「箱根そば」の味を楽しむことができ、サラリーマンでも学生でも老若男女を問わず、サクッと食べて利用できる店というわけである。
「メニューを絞って回転数が上向いていけば十分採算がとれるのではないか」と長谷川さんはしっかりとした口調で話してくれた。
「オールライト 箱根そば」はよく戦略が練られた店だった
町田駅北口すぐに誕生したほぼワンコイン提供の「オールライト 箱根そば」はよく戦略を練ったうえでの出店だった。また、乗り換えの滞在時間が短い駅や小規模の駅での「オールライト 箱根そば」の出店も今後検討していく予定だという。
「箱根そば」は新宿小田急エース南・北館にある上位店「箱根そば本陣」、幅広く展開している人気店「箱根そば」、そして今回の「オールライト 箱根そば」が加わって3WAYの利用の仕方ができるようになった。
コロナ禍、ウクライナ戦争、そしてイラン戦争と続き、物価高が追い打ちをかけた。その結果、立ち食いそば業界のメニューも、セットメニューや天ぷらてんこ盛りのメニューなど高付加価値のものが増えてきた。それは、「早い・安い・うまい」という路線を「早い・高い・うまい」という方向へ変更するという苦渋の選択でもあった。
そんななか今回の「オールライト 箱根そば」は、立ち食いそば本来の役割に回帰したような取り組みといえるだろう。
「サクッと手軽に、お手頃価格」
「ワンコインでささやかな楽しみを」
大いに応援していこうと思う。幸いにもオープン初日から女性客や学生さんを含め反応は上々のようだ。
なお蛇足的な私見だが、店名の「オールライト」はオールナイトに間違えられそうだから、「箱そばライト」あたりのキャッチーな名前の方がウケるのではないかと思う。2店舗目出店時には、是非ともご検討をお願いします。次回の訪問では「冷し花巻そば」を食べようと思う。
INFORMATION
「オールライト 箱根そば」
住所 東京都町田市原町田6-12-20 小田急線町田駅北口
営業時間 7:00~21:00
定休日 なし
https://www.odakyu-restaurant.jp/topics/detail.html?itemid=871&dispmid=648

