心の支えになってくれた「タレント」とは⋯

たた そうですね。でも撮らなきゃいけなかったから、平常心を保っていられたところもあるんです。

 がんになって、人の良いところも悪いところも見えました。「どんなことがあっても側にいるから」って言ってくれる友達もいたし、知らない間にフォローを外された人もいたし。がんの投稿が鬱陶しいって思ったのかな。相互フォロワーの友達が30人ほど減りました。

──そんな人がいたんですね。

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たた 今までコラボしてた子とかも、病気になってコラボすることがもうないと思ったのか、利用価値がないって判断されたのか、フォロー外されることもあったんです。

 そんな時に、友達のゆしんちゃんに言われた一言が大きくて。

──ジェンダーレスタレントのゆしんさんですね。

たた そうです。ゆしんちゃんは「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)ですごく有名になった子なんです。ある時ゆしんちゃんに「いつまでダイエットのたたでいないといけないのかな」って相談したら「ロンハーに出て11年経つけど、今だに“ロンハーのゆしん”って言われるよ。でもそれはそれでいいんじゃない? 頑張った証しじゃん」って。

「新しいことをやりたいならやればいい。でも、ダイエットをやってきたことは絶対間違ってなかったと思うよ」って言ってくれて。それまでは「ダイエット動画をやれ」と言われることが多かったから、自分の中で勝手に縛りを感じちゃっていて。ダイエットをやらないとみんなに嫌われるという不安が、その一言で一気になくなりました。自分の人生の転機になった言葉ですね。

──素敵です。

たた 「これをやったらこう思われちゃうかな」という思いから、「なんと思われてもいい、自分がやりたいことをやろう」に変わったんです。それを良いと言ってくれる人と付き合っていけば良いや、と。離れていった人は、離れるべくして離れたんだな、って思えたんです。