数字に囚われていた

──今はどんなことにチャレンジしたいんですか。

たた 講演会です。がんで入院して、病室で「明日死ぬとしたら、今一番やりたいことはなんだろう」って考えたんですよね。それはダイエットでもなければ、コンビニオーナーでもなくて。自分の人生を伝えたいなって思ったんですよ。それで誰かに何かを感じ取ってもらいたい。そう思っていたら「講演会やりませんか?」って話をいただいたんです。

──引き寄せてますね。

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たた 以前は「再生回数100万回行きたい」「いいね何万件ほしい」とか思っていたんですが、今は「1人でも良いから自分の話を聞いて、人生がプラスに転じてくれる人がいたら嬉しい」という思いに変わったんですよね。フィットネスをしている自分も、がんの動画も、どれだけ再生されても、別に誰の人生も変えてない。そう気づいてからは「誰かの人生を変えるキッカケになる」そんな投稿をしたいという思いに変わったんです。

 先日もオンラインの講演会をやったんですけど、Zoomの中に自分の話を聞いている人が映っていて、うなずいてくれたり、笑顔になってくれたり⋯…。その人たちの顔を見て、改めて「やりたかったのはこれだな」って。

 顔が見えない人から誹謗中傷をされて、悩んだりしたんですけど。自分のことを好きでいてくれる人たちにもっと元気になってもらえるように考える方が楽しい。自分が登壇したらその人たちも嬉しい、見てくれる人たちも嬉しいし、今度は自分を採用した企業さんたちも喜ぶし、良いことしか起きていないなと。そういうことを突き詰めていきたい、とがんになったからこそ思えた。がんになっていなかったら絶対に思っていなかったことです。

──がんが良い転機になったんですね。