通信大手KDDIの子会社で巨額の不正会計が発覚した。3月31日に公表された特別委員会の調査報告書によると、子会社のビッグローブと孫会社のジー・プランが計上してきた過去7年間の広告代理事業の売り上げのうち、実に99.7%にあたる2461億円が架空取引によるものだった。
「あまりにも伸びているので怖い」
「架空取引を主導したのは、ジー・プラン元部長のA氏と部下のB氏。彼らは、広告主からの委託が無いにもかかわらず存在するかのように装い、複数の代理店を介在させて資金を還流させていた。新しく始めたインターネット広告代理事業で生じた赤字を補填するため、この循環取引に手を染めたといいます。A氏は社内で表彰を受け、取引先から約3000万円の飲食費の提供を受けていたことも判明しています」(経済部記者)
事態発覚のきっかけは、髙橋誠会長(64)の一言だった。昨年2月の経営戦略会議で、当時社長だった髙橋氏が広告代理事業の急成長について「あまりにも伸びているので怖い」「コンプライアンス的に問題ないか」と懸念を示したのだ。調査の結果、A氏とB氏は循環取引の事実を認め、懲戒解雇となった。経営責任として髙橋氏と松田浩路社長は報酬の30%を3カ月分返納するほか、不正が行われた両社の社長ら計6人が辞任した。
《この続きでは、不正会計の動機となった社内の要因、高橋氏の経営姿勢や報酬額など関係者が明かす評判や「社内風土」刷新の道筋などを報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および4月9日(木)発売の「週刊文春」で読むことできる》


