保護者説明会で判明したこと

 一つは教師による事前の下見について。会見では「今回は船には乗っていない」と回答し、現地には行ってきたような言い回しだったが、実際は辺野古にすら行っていなかった。

 波浪注意報が出ていたことも、会見では「教頭が波浪注意報について確認していた」と説明。だがこの日、「警報が出ていないことは確認していたが、注意報が出ていたことの確認に繋がっていなかった」と訂正した。つまり教員は注意報が出ていた事実を把握していなかったのだ。この件を校長は、教頭と「電話でのやり取りだったため、細かい齟齬が生じた」と弁明した。

 そしてこの日、保護者から多くの質問が寄せられたのが、ヘリ基地反対協議会の政治思想の問題だ。校長は、金井船長についてこのように説明している。

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「キリスト教会の中で、金井牧師は、平和活動をされる方として非常に有名な方であったということもあり、(中略)私どもとしましては、その調査もせずに、信じてしまった」

同志社国際高は平和教育を重視 ©時事通信社

 生徒を預ける相手のことを、まったく調べていなかったのである。さらに、なぜ“抗議船”に乗せたのかという問いには、

「私どもの認識としましては、抗議船に乗せたのではなく、あくまで金井牧師の船に乗せたというふうな認識でございます」

 だが説明会の数日後、過去の修学旅行のしおりに、ヘリ基地反対協議会からのお願いとして、「行動に賛同いただける方は、一緒に座り込んでください」との旨が書かれていたことが発覚した。この呆れた言い分が通ると考えているのか。同志社国際高校に質問状を送ると、概ねこう回答。

「(しおりの「お願い」の文言は)本校の生徒に宛てた文書ではなく、一般のかた向けの文書をそのまま掲載したものです。基地反対の活動を促す趣旨のものではございません」

 学校側の徹底した原因究明と体質改善が急務だ。

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