島田氏が魅了された若きスターの輝き
2012年にデビューした中韓混合のアイドルユニットEXOの中国人メンバーとして活躍するも2015年に脱退。以降は中国を拠点に歌手・俳優として活動を続け、2016年には映画「レイルロード・タイガー」でジャッキー・チェンと共演するなど、まさにいま売り出し中のスター候補生だ。
2016年に撮影の陣中見舞いに訪れた島田氏も、若きスターの輝きに魅了された様子で、「TAOちゃんに会って改めて思ったのは、スターに生まれる人種っているものだなということです。クールな外見とは裏腹に人懐っこくて甘えん坊で、自己アピールの塊。気に入ったパフォーマンスがあると、iPhone出して見て見てと（笑）。圧倒的な好ましさと魅力があり、こちらは彼のために何でもやってやろうという気にさせられるんですね。
映画の役作りにも熱心で、色々と質問されました。本人はアクションスターを目指していて、子どもの頃から習っていたカンフーの腕前も相当なものだとか」
すでに中国国内での人気は絶大で、今後はアジアから世界へと活躍の場を広げるべく、これまでの中国語、韓国語に加えて英語のレッスンも着々とこなしているという。
その芸能生活は順風満帆なばかりではなかった
TAOくんことファン・ズータオは、1993年中国山東省青島市生まれ。180センチを超える長身と端正な顔立ち、おまけに父親は実業家でたいそうなお金持ちだとか。恵まれた生い立ちでアイドルとしても大人気だったTAOくんだが、その芸能生活は順風満帆なばかりではなかった。
デビュー以来、韓国や中国で爆発的な人気を獲得したEXOだが（日本でも2015年に正式デビューを果たす）、韓国の所属事務所との相性からか中国人メンバーが次々と脱退。TAOくんも2015年にグループを離れた。その後、元所属事務所との間で訴訟に発展。今年の3月に韓国最高裁判所が事務所との専属契約は有効とし、TAOサイドは敗訴となった。
映画「夏、19歳の肖像」は中国での公開から約１年を経た2018年8月25日から日本での公開が始まった。
