横浜市郊外の「アシエンダ乗馬学校」。この乗馬クラブで、馬の買い付けからライダーの指導まで中心的な役割を担うのが、北井裕子氏である。2008年の北京五輪、2016年のリオ五輪に出場し、ライダーとしての輝かしい実績を誇る。
クラブに衝撃が走ったのは3月1日のこと。1年ほど前に購入したドイツ産の名馬・バロン(仮名)が調教中に死亡したのだ。当日の目撃者が証言する。
「裕子さんが調馬索(馬をトレーニングする際に使う長いロープ)を回し、担当トレーナーがバロンに乗ったのですが、バロンは凄い勢いで立ち上がってしまった。今度は人を乗せずに調馬索を回していたところ、突然バロンが(調馬索を)引っ張るような形で後ずさりしたのです。そのまま垂直に立ち上がり、バランスを崩して後方にバーンと倒れ込みました」
その結果、バロンは頭蓋底を強打。耳や鼻腔から大量に出血し、その場で即死した。「週刊文春」が調査を進めると、クラブ内部や日本馬術連盟の関係者から、以下のような証言が複数寄せられた。
「(死亡の)2日前、バロンは調馬索によってあり得ないスピードで逃げ回り、最終的に調馬索を振り切ってしまった。汗のかき方も異常で、とても可哀想。涙が出るくらい悲しい光景だった」
「馬が立ち上がるって、結局人間のやろうとしていることが嫌だという表現」
「調馬索を握っていた裕子さんを怖がって『この人には近寄りたくない』と。僕は『そんな馬に誰がした』って思いますね」
アシエンダ関係者が声を潜めて打ち明ける。
「バロンの死の2日前、トレーナーがバロンに対して…」
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、アシエンダ乗馬学校の“疑惑の調教”を前後編にわたってリポート。“疑惑の調教”の実態や独自入手した解剖結果の詳細、北井氏との一問一答などを読むことができる。
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