ドラ6苦労人コーチの“神助言”

「一軍打撃コーチである横尾俊建コーチ(32)の貢献が大きい」

 と明かすのは日ハム担当記者。横尾は東京都多摩市出身。日大三高、慶大を経て15年のドラフトで日ハムに6位指名された。

「現役時代は目立った成績は残せなかったものの、長打力を秘めたスイングと『おにぎり君』の愛称でファンから愛された。17年に鳴り物入りで日本ハムに1位指名された清宮の教育係にも任じられた。

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 2人はデポルターレクラブという都内の会員制ジムで顔なじみ。横尾は清宮を中学時代から知っていることもあって、報道陣からよく清宮のエピソードを聞かれて嫌な顔も見せずに応えていました」(テレビ関係者)

現役時代の横尾(2016年) ©文藝春秋

 21年2月に楽天に移籍し、23年に引退。そのまま二軍打撃コーチに就任し、24年オフに日ハムに同じ役職で戻った。今季から一軍打撃コーチに昇格。

「つい3年前まで現役だった年の近さもあって、親身になって選手に向き合う指導が選手から好感を得ています。メジャーリーグに詳しいこともあって、データ分析も積極的に取り入れており、先進的な打撃理論にも精通している」(同前)

 新庄監督も「横尾コーチが『君たちは素晴らしいんだから、才能ある選手ばかりなんだから。初球の甘いボールはしっかり自分のスイングをして打ちにいきなさい』という指導をずっとしてくれています」と言及し、信頼を寄せる。

 昨季横尾コーチの薫陶を受けた二軍も今季ここまでファームトップの本塁打数を記録。変わったのはボールではなく指導法だった。

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