「両親が猛反対」「改姓して再婚」夫婦と姓を巡る、様々な事情

 累計登録数2500万の恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営する「エウレカ」と共同で、2月に「『結婚後の名字』に関する意識調査アンケート」を実施した。そこから見えたのは、実態とは異なる若年男女の本音だった。

「いずれ結婚するつもり」と回答した男性に、「名字を変えることに抵抗はあるか」とたずねると、39.6%は「抵抗がない」と回答した(「全く抵抗がない」と「あまり抵抗がない」の合計)。対して、女性は「抵抗がない」が53%、「抵抗がある」が36.6%だった。

「改姓に抵抗がない」と回答した男性は約4割に上る(あすには提供)
女性は約37%が「改姓に抵抗がある」と回答した(あすには提供)

 この調査結果を見ると、妻の姓に変える男性がもっと多くてもおかしくないはずだが、なぜ実際はそうなっていないのか。

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「調査が示すように、それほど名字にこだわりがない男性は多くいます。ただ、男性側が名字を変えるとなると、男性の両親が黙っていません。両親が猛反対した挙句、女性側が改姓したケースは非常に多いんです。また、改姓に抵抗がないと思っていても、いざ婚姻届を出すとなった際に、男性が『やっぱり変えたくない』と気持ちが変わり、女性側に改姓を懇願して止むなく女性が受け入れたという話も割と聞きます」(井田氏)

 妻が本意でなく夫の名字に変えた結果、高齢になって「どうしても亡くなる前に自分の名字に戻したい」と、一度離婚して、夫が改姓して再婚する夫婦もいるそうだ。また、さまざまな理由から「どちらも名字を変えたくない、でも法律婚がしたい」という場合、海外で結婚の手続きをすることで別姓のまま夫婦として認められているケースもあるという。法の抜け穴をくぐるような方法だ。一部の人にとって、それほどまでに名字が重要だということだろう。

 続く記事では、結婚を機に妻の姓になった男性当事者2人のインタビューをお届けする。1人は親の猛反対に遭いながら、もう1人は日本で約500人というレア名字に……改姓した彼らを待ち受けていたものとは?

次の記事に続く 「すぐにでも旧姓に戻したい」「書類に名字を書くたび胸が痛む」…結婚を機に『妻の名字』に変えた“激レア男性”が語る後悔

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