「自分の命、数十年しか知らずに死ぬなんて」
番組の終盤、加納氏は司馬作品を読む意義について、自身の亡き祖母との記憶を交えながら、現代を生きる私たちに突き刺さるような言葉を放った。
「もったいないですよね、自分の命、数十年しか知らずに死ぬなんて」
人は誰もが、自分が生まれた時代しか生きることができない。しかし、歴史を知ることで、私たちは数百年前の英傑たちの挫折や歓喜を追体験し、人間の愚かさや儚さを知ることができる。加納氏は、司馬遼太郎自身もまた、限られた数十年の命の中で「この国がどうなってこうなったのか」を知りたくて膨大な歴史を書き続けたのではないか、と推察する。
親の本棚にあった一冊の本が、いかにお笑い芸人・加納愛子氏の魂を震わせ、現在の彼女の血肉となっているのか。加納氏が『夏草の賦』や『峠』といった具体的な作品名を挙げながら熱弁を振るう、歴史と人間への深い愛に満ちた本音トークの全貌は、ぜひ以下の動画で目撃してほしい。
