「大したことない」人間だからこそ愛おしく、笑える

 ずっと無口で不愛想だった人物が、突然すごい戦略を練ってくる。そんな、一見するとドラマの主人公にはなりにくい不器用な人間にスポットを当てる面白さを、彼女は司馬作品から学んだという。

「やっぱり人間ってそんなに大したことなくて。欲であったり夢であったりとかって、今は個性とも言うけれども、そもそも別に大したことないっていうことがわかりますよね」

 

 歴史上の偉人であっても、一皮むけば欲にまみれ、嘘をつき、時代に翻弄される。そんな「大したことない」人間だからこそ愛おしく、笑えるのだ。この視点こそが、加納愛子氏が後輩芸人の“ダメなところ”を面白がり、光を当てるプロデュース力の源泉になっている。

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 このように、司馬作品の「ダメな男たち」を独自の視点で読み解く加納氏だが、一方で、作品内に登場する「女性の描かれ方」については、手厳しいツッコミを炸裂させている。「竹を割ったような女性だった、ぐらいの描き方なんですけど、もうちょっと欲しいですよね」と、女性読者ならではの不満を漏らす、その容赦ない本音トークの全貌は、以下の動画内で確認できる。

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