初めて男性を好きになったときに「女性の身体だったら」と

――そういった意識が芽生えたきっかけはありましたか。

ゆしん 初めて男性を好きになったときに、「女性の身体だったらよかったな」と思ったことが大きかったです。当時は周りに女の子が多くて、メイクの楽しさを知ったり、それまで学ランや特攻服ばかりだったこともあって、ファッションもいろいろと試すようになったり。

©釜谷洋史/文藝春秋

――先ほどもおっしゃっていた、身体を変えることについては、どのように考えてきたのでしょうか。

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ゆしん それはとても悩みました。体を女性に近づけたいと、はるな愛さんに相談したこともありました。そのときに「あなたはまだやめた方がいいんじゃない?」と言われて。「考える時間も大切」という意味でもあったと思います。その言葉を受けて、「自分を認めてあげようと思っていても、実はまだできていないのかもしれない」と感じました。

 もし身体を変えていたら、あのようにテレビに出ることもできなかったかもしれませんし、今は「このままでいい」と思えるようになりました。

目の整形を公表したら「イジってないって言ってたのに! うそつき!」って

――そんなゆしんさんが、2019年には女性誌のインタビューで目の整形を公表されたときは大きな話題になりました。

ゆしん 「イジってないって言ってたのに、うそつき!」と、当時はかなり批判を受けました。ただ、自分としては番組でも話していたつもりだったので、「気づいていなかったんだ」と感じる部分もありましたね。

 そのときに、「人はこういうことで裏切られたと感じるんだな」と学びましたし、同時に、わざわざ書き込みをしてくれるほど応援してくれていたんだなとも思いました。

 コンプレックスは、誰しもが何かしら持っているものだと思うんです。私は目のプチ整形でそれを少し克服することができたので、そういう選択もあっていいのではないかと思っています。

普段のゆしんさん 本人インスタグラムより

――今でも、コンプレックスはありますか。

ゆしん 今はメンタル鋼なので、誹謗中傷のコメントにも「どうも〜っ」と思いながら、いいねを押したりしています。ただ、昔は容姿についていろいろ言われると、傷ついていましたね。

 番組で入浴のシーンがあったんですが、そのときにネットで「背中のニキビが汚い」といった書き込みをされて。そこから自分でもケアを頑張るようになったり。

 あとは、顔が面長なのもコンプレックスで、自分の名前で検索すると「ざわ…ざわ…」と書かれていて。何かと思ったら、カイジって漫画のキャラクターに似ていて顔が長い、という意味だったんです。