かつて、“可愛すぎるオネエタレント”としてテレビに引っ張りだこだった、ゆしん。華やかな笑顔と軽快なトークで人気を博した一方、その裏では想像を超える苦悩と葛藤を抱えていた。テレビの第一線から少し距離を置いた今、これまでの壮絶な半生について、率直な言葉で語ってもらった。(全4回の4回目/最初から読む)
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はるな愛さんに憧れたことがきっかけで芸能界へ
――ゆしんさんは、タレント・はるな愛さんの半生を描いたNetflix映画「This is I(ディス イズ アイ)」にも出演されていますね。
ゆしんさん(以下、ゆしん) はい。ショーパブのメンバーの一人、ジェニファー役を演じさせていただいています。
お芝居は今回が初めてで、映画も初出演だったので、セリフを覚えることも含めてすべてが難しかったです。ただ、現場の空気や作品の世界観がとても素敵で、作品に関わらせていただけたこと自体が本当に幸せでした。
これをきっかけに、今後はいろいろなお芝居を通して、自分の思いを伝えていけたらと思っています。
――はるな愛さんとは、プライベートでも仲が良いそうですね。
ゆしん もともと、愛さんに憧れたことがきっかけで芸能界に入りました。
愛さんが松浦亜弥さんの楽曲に合わせて口パクでパフォーマンスをする「エアあやや」を見て衝撃を受け、ファンになってすぐにバースデーイベントに参加しました。当時はまだ、自分の中で男性と女性のどちらなんだろう? と性について迷っていた時期でもありました。
そんな中、イベントのトーク中に愛さんから「ちょっと、あなた上がってきて!」とステージに呼ばれたんです。そして、「あなた、こっち側よね」と言われて。そのときは、今のように女性らしい格好もしておらず、男性の姿のままだったのですが、愛さんには自分の内面を見抜かれていたのだと思います。
その後、23歳のときに「ロンドンハーツ」でご一緒してから現在まで、ずっとかわいがっていただいています。

