創立130年を超える名門国立校・筑波大学附属中学校が、「週刊文春」が独自に報じていたいじめ問題を、「いじめ重大事態」と認定し、文部科学省に報告したことが分かった。4月24日、同校がHPで発表した。
「息すんな」、「死ね」などの暴言も…
いじめ防止対策推進法では、児童・生徒が心身などに深刻な被害を受けた疑いがあるケースなどを「いじめ重大事態」と定義。学校側は、被害児童・生徒と保護者への説明、調査と再発防止措置が義務付けられ、文科省への報告も求められる。
筑附中では、昨年7月以降、当時2年生だった女子生徒A子さんに対する陰湿ないじめが発生していた。A子さんは複数の生徒から「学校に来んな」、「息すんな」、「死ね」などと暴言を浴びせられ、不登校に。昨年12月末には他校への編入を余儀なくされている。
報道後の臨時保護者会での説明
4月15日正午配信の「週刊文春 電子版」、4月16日発売の「週刊文春」では、A子さんの母親の悲痛な告白をもとに、いじめの経過や特定の教員による問題発言などを詳報。母親は、A子さんの様子についてこう語っていた。
「夜は『明日は学校に行きたくない』と泣きじゃくり、通学時間になると吐き気や頭痛を訴えるようになりました。心療内科を受診すると、ストレスで自律神経のバランスが乱れ、鬱病になりかけていると言われ、適応障害の診断書をもらいました」
筑附中は「週刊文春」の報道を受け、4月16日に臨時保護者会を実施。学校側は概ね記事内容を認め、校長は「3月に本事案を『いじめ重大事態』に該当すると判断し、4月に文部科学省に報告した」と説明したという。
小誌が文科省に確認すると、4月14日に筑波大学側から「いじめ重大事態」の報告を受けていることを認めた。
学校側も4月24日に、HPで<本事案につきましては「いじめ防止対策推進法」に基づく重大事態として文部科学省へ報告いたしました>と発表している。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、被害生徒であるA子さんの母親に対する学校側の対応や、当初、学校側が「週刊文春」に虚偽の説明をしていた疑惑についても詳報している。
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