3月27日夜、東京都内。ライトアップされた満開の夜桜を見下ろすように(そび)え立つタワーマンションに帰宅したのは、女優の小芝風花(28)である。ドラマや映画に引っ張りだこの超人気女優は、現在、撮影のため地方と東京を行き来する「べらぼう」に多忙な毎日を送っている。そんな彼女の帰りを、一緒に暮らす部屋で待ち受ける1人の男性がいた――。 (初出:「週刊文春」2026年4月26日号/全2回の1回目)

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2011年に芸能界入りした小芝

着実にキャリアを重ねオスカーを代表する看板女優へ

 小芝は大阪府堺市出身。幼少期はフィギュアスケートに打ち込んだが、中学生の時に両親が離婚。芸能界入りを果たしたのは中学2年生の時だった。

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「2011年にオスカープロモーションが企画した『武井咲の姉妹を探す』という名目のオーディションでグランプリを獲得したのが小芝でした。そのままオスカー所属となり、芸能活動に専念するため、すぐに母と妹と一緒に上京したのです」(芸能記者)

 翌12年に俳優デビューし、14年には『魔女の宅急便』で映画初主演を飾った。16年には若手俳優の登竜門と呼ばれるNHK朝ドラ『あさが来た』に出演を果たすが、女優としてブレイクしきれなかった。当の小芝自身も、当時の状況を、こう振り返っている。

〈最初から大きな役がもらえるわけじゃないですし、順風満帆とはいかないですよね。同年代の方の活躍を見て、悔しい思いをしたこともあります。「自分は何をすれば、同じように活躍できるんだろう?」とか、「向いてないんじゃないか?」とか…。いろいろなことに対して、モヤモヤしたり、すごく悩んだりしていた時期が長かったです〉(『CHANTO WEB』23年7月30日配信)