覆面アーティスト・バンクシーの正体が、ロイター通信の調査報道によってほぼ特定された。文春オンラインが彼の本名発覚までの経緯をまとめた記事に対し、読者からは「イメージと違った」と驚きの声があがっている。

バンクシー作品らしきネズミの絵と小池百合子都知事 ©時事通信社

正体はイギリスの50代男性

 ロイター通信が出入国記録を追った結果、バンクシーの正体は1973年生まれのイギリス人、ロビン・ガニンガムだと結論づけられた。正体についての報道は2000年代にも存在したが、バンクシー側は「偽者」と否定してきた経緯がある。

 記事では、反商業主義を掲げながら市場を巧みにコントロールしてきたバンクシーの矛盾についても言及している。今後のバンクシー作品の売上について、美術業界の見方は割れており、ロンドンの専門画廊は「中長期的にはとくに変わらない」と予想している。

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「割と陽気そうなおじさん」「むしろ凄みを感じる」

 この報道に対し、Yahoo!ニュースのコメント欄には様々な意見が寄せられた。

 バンクシーは、作品そのものよりも、彼の演出や話題性に価値があるとする声は少なくなかった。「アーティストであることは間違いないんだけど、画家というよりパフォーマーだと思う」「発表の際のストーリー性を排してそれ単体で見せられれば、その辺のストリートアートと見分けがつかない人が大半だと思う」という意見がその代表だ。

 また、今回の記事で公開されたロビン・ガニンガムとされる人物の写真に対しても、コメント欄では反応が相次いだ。「もっと若い人かと思ってた」「割と陽気そうなおじさん」「細身のスーツが似合う男性を勝手にイメージしてた」などの声が目立った。

 一方で「どこにでもいそうな人がこれだけの社会的メッセージを発信してきたと思うと、むしろ凄みを感じる」と、外見とのギャップをポジティブに解釈するコメントも見られた。

 正体を暴いたロイター通信の判断を疑問視する声もある。「知らないほうが幸せなこともある」「バンクシーは正体不明のアーティストという点が、作品の価値の一部だった」と報道の意義を問う投稿も見られた。

 また、記事ではバンクシーことロビン・ガニンガムの半生についても詳しく紹介している。これに対し、「生き方がアートしてる」「売上を慈善事業に寄付してるなら素晴らしいと思う」など、好意的に捉えるコメントも複数確認された。

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