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北海道は負けない ファイターズの約束

文春野球コラム ペナントレース2018

ファイターズは北海道を背負って戦っていく

 好むと好まざるとにかかわらず、2018年シーズンは特別な意味を持つことになった。ファイターズは文字通り、北海道を背負って戦うことになる。ことは単純に優勝争いとかプレーオフとか、そういうことでもなくなった。ファイターズは約束しなくちゃいけない。北海道は負けない。これから地震被害の全貌が見えてきて、悲しみが人々を覆う。それから経済的ダメージがやってくる。工場の操業停止や小売り業の停滞が数字にあらわれ、また余震が続くようだと観光業にも影響が出るだろう。それでも北海道は負けない。

 ファイターズは公式SNSで監督、選手のメッセージを発信した。栗山英樹監督は「できる限り早く試合に復帰し、元気な姿を見せて、皆さんに勇気と元気をお届けしたいと思います」、中島卓也選手会長は「こういう状況で野球をしてよいのかどうかわかりませんが、僕たちは野球を通して皆さんに勇気を与えられると信じています」、玉井大翔投手は「こういうときだからこそ、皆さんで声をかけ合って頑張っていきましょう」、上沢直之投手は「皆さんで北海道を明るくしていきましょう。皆さんの力が必要です。頑張りましょう」、杉谷拳士選手は「また明日から試合が始まります。頑張りますので、共に一緒に乗り越えていきましょう」、鶴岡慎也選手は「北海道の代表としてしっかりとした戦いをしていきたいと思います」、鍵谷陽平投手は「まだまだ野球を観るような状況ではないと思いますし、全然それどころじゃないと思いますが、僕たちも色々な思いを背負いながら試合に臨んでいきます」、清宮幸太郎選手は「ファイターズが掲げている北海道プライドを胸に、皆さんと一緒にこの困難を乗り越えていきましょう」(コメントはすべて一部を抜粋したもの。今後は更に多くの選手から発信されるはずだ)と思いを口にした。

 僕が申し上げたいことは鍵谷投手のメッセージに似ている。

 ファイターズは頑張るよ。約束しようよ。いつか野球を見ようよ。今じゃなくていいからさ。落ち着いてから。半月後でも、来月でも、来年でも再来年でもいいから。ホームチームが頑張ってるよ。北海道のチームが戦ってるよ。

 野球が見られるときがきっと来るよ。ファイターズは何ひとつ嘘のない、みんなの夢だよ、約束しようよ。また必ず球場で逢おうよ。

いつかまたファイターズの試合を見られるときがきっと来る

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