現在の体重は約200キロ、体脂肪率は50%超――稀代の巨漢芸人・大鶴肥満(34)。これまで何度もダイエットに手を出しながら、そのたびに「やる気さえ出せば、いつでも痩せられる」という確信を得るだけにとどまってきた彼だが、ここ最近はようやく減量に本腰を入れ始めた。きっかけとなったのは先輩からの一言と、小さなファンからの“懇願”だった。

取材陣を笑顔で自室に迎え入れてくれる大鶴肥満 ©深野未季/文藝春秋

「40になったら死ぬよ」「少しでもいいので痩せて」

 体重に関するイジりには慣れっこだったという大鶴肥満。これまでも松村邦洋さんから舞台上で「彼は死にますね」と言われたりしてきた。そんな彼が心を入れ替えたのは、カメラが回っていないところで内山信二さんから「40になったら死ぬよ」と言われたことだった。

「これまでも『痩せた方がいい』みたいに言われたことはありましたし、松村さんにしても舞台上なので『愛あるイジり』という認識でした。でも内山さんはカメラが回っていないところでしたし、あまりにも明るく言うから、逆にゾッとしたというか」

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 さらに、10歳のファンから「少しでもいいので痩せてください」という手紙が届いたことで、「わかった、やるよ」という気持ちになったという。

「痩せて」と書かれたファンレターを読む大鶴肥満 ©深野未季/文藝春秋

食事内容を見直したら、まさかの「1日12食」が発覚

 最近は、食事内容を記録して食生活を見直す「レコーディングダイエット」をやっている。ところが、ここで驚きの事実が発覚。1日12食もしていたのだ。メイプル超合金の安藤なつからは「やってる意味ないよ。レコードしてるだけじゃん」と指摘され、現在はきっちり3食に収める意識をしているという。

 また、大好きな白米も控えめにしている。米を1日5合炊いて、それを8つに分ける。1回の食事ではそれを1つだけ食べる。こうしたルールを設けつつも「これだと外で食べるぶんにはノーカウントなので、結局外食を増やしちゃう」と自ら抜け穴を見つけてしまい、葛藤しているという。

 医師からはダイエット薬「マンジャロ」を勧められることもあった。

「『マンジャロどうしますか?』と聞かれました。でも僕はSNSとかでいろいろ見ていて思うところがあったので『最近、マンジャロを使って無理に痩せようとする人が多いですけど、そういうのは本当に必要としている人に使ってください』と答えたんですよ。そしたら『あなたがその必要としてる人なんです』と言われました」

 とりあえずの目標は160キロまで落とすことだ。


 続く記事では、あまりにも大きな体で生活する中で感じている日々の苦労や、彼をここまで大きくした幼少期~学生時代の食生活などインタビュー全文をお読みいただけます。あわせてお楽しみください。

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