病気の経験を経て、梅宮アンナさんの仕事への価値観は大きく変わった。長年こなしてきたバラエティーやファッション系の仕事ではなく、医療や患者支援の現場で力を発揮したいと語る。バラエティー番組での違和感やTED登壇への夢、新しいステージへの思いを率直に語ってもらった。
◆◆◆
バラエティー収録の翌日、強烈な違和感を覚えた
――最近お仕事をしていて、気持ちが向く分野はどこですか?
梅宮アンナ(以下、梅宮) 昨日もバラエティーの収録があったのですが、やっぱり「ここじゃないな」という感覚があります。みんなが笑っている中で、私だけ笑えなくて。なぜ自分にこんな笑っているんだろう、と思ってしまう。
――どんな仕事が「ここだ」と感じますか?
梅宮 先生やお医者さんと一緒に登壇したり、保険会社や製薬会社と協働する仕事です。がんの経験を語ることで誰かの役に立てている実感がある。バラエティーと比べて100倍すてきだと感じます。だからもうあっちには帰りたくない、と(笑)。
TEDスピーチという夢、そして発信への信念
――今後やりたいことはありますか?
梅宮 TEDスピーチをどうしてもやりたいです。がんとどう向き合ったか、日々の生活をどう送ったらいいか、DMで「どうしたらいいか分からない」という声がたくさん届きます。当事者としてそれに答えられる場を作りたい。
――SNSの発信は今後も続けていきますか?
梅宮 続けます。以前はファッションやビューティーの投稿ばかりしていて、「薄っぺらかったな」と今では思います。髪の毛のない人からしたら、カラーリング自慢の投稿なんて頭にきますよね。病気を経験して、リアリティーのある発信をしなければ意味がないと本当に感じました。自分が何者かを伝えるSNSとはそういうものだ、と。
写真=平松市聖/文藝春秋
◆
梅宮アンナさんの著書『フルコース』では、10日で入籍した“電撃再婚”の裏側や乳がん闘病、父・梅宮辰夫との“本当の関係”など、これまであまり深く語られることのなかった半生が赤裸々に綴られています。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

