容赦なくお金と時間を飲み込んでいくカーカスタムの沼に、若くしてハマってしまったオーナーたち。その熱狂のなかで、彼らは自らの人生をどう描くのか。等身大のリアルに迫る!

 今回は、ライズをカスタムする「さな」さんをご紹介。

ライズのカスタムを彼氏と楽しむ「さな」さん

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「負けず嫌い」がカスタムの原動力

 私の叔父が車好きで、楽しそうに車を弄っている姿にずっと憧れていたんですよ。幼い頃からトミカを集めたりして、高校に入る頃にはもう「車に携わる仕事がしたい」と心に決めていましたね。

 それで実際に、自動車メーカーに就職したのをきっかけに、地元の山口から愛知に引っ越して。でも、実際に就いたのは直接車には触らない業務だったんです。やっぱりせっかくなら車に触りたくて、最近、板金塗装の工場に転職したんですよ。

鮮やかなターコイズブルーの車体に、フェンダーまわりのアンフィニッシュ仕上げが特徴的なライズ

 今は仕事が終わってから、毎日3~4時間ほど工場に残って自分の車を作り込む日々ですね。社長もバリバリにセリカを弄っていた人なので、面白がって付き合ってくれて、たくさんアドバイスももらっています。

足元は軽量性と剛性に定評のあるSSRホイールで引き締める

 おかげで他ではあまり見ない加工もできて、たとえばフェンダーまわりはあえて下地を残す仕上げなのですが、これも社長の勧めなんですよ。本当に、転職してから毎日が刺激的になりましたね。

フェンダーまわりはあえて下地を残すアンフィニッシュ仕上げ。スカルとトランプ柄が世界観を表現する

 実は今日のイベントでは、彼氏の車と一緒に展示していて。彼も同じライズ乗りで、もともとインスタで知り合ったんです。「ライズでコラボしましょう」と声をかけられたのがきっかけでしたね。

 ただ同じ車種に乗っていても、カスタムの方針ですれ違うことも多いんですよ。タメになる助言もありますが、逆に私がやりたいことに対して「それ合わなくね?」みたいなダメ出しもあって……。

純正をベースにオーナーの趣味を散りばめたインテリア

 それで揉めることも多いので、私からはなるべく意見は言わないようにしています。せっかく一緒に弄っているのに、やる気を削ぐことはしたくないですから。

 でも内心、彼氏のライズには絶対負けたくないんです。こういうイベントに出しているのも、根本には「誰にも負けたくない」という気持ちがありますし。もともと小学校から社会人までずっとマラソンをやってきたので、競争心は強い方なのかもしれないですね。

交際中の彼氏は同じライズ乗り。同車種に乗っていることをきっかけに、インスタで出会ったのだとか

 もちろんカスタムのお金はかかりますけど……。それなら仕事で稼げばいいかなって。今のライズを自分が納得いくまで弄り倒したら、次はマニュアルで、GRのマークXに乗りたいんですよね。700万円とかしちゃうので、かなり遠い目標ですけど(笑)。

次の記事に続く 「結婚や子育てを機に『あの車を売ってよ』なんて言ってくる奥さんだったら…」普段乗らない車に500万円オーバーのド派手カスタムを施す男性がこぼした“生活”と“趣味”のリアルなバランス

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