容赦なくお金と時間を飲み込んでいくカーカスタムの沼に、若くしてハマってしまったオーナーたち。その熱狂のなかで、彼らは自らの人生をどう描くのか。等身大のリアルに迫る!

 今回は、マークXをカスタムする「みゅち」さんをご紹介。

愛車のマークXでイベント展示を楽しむ「みゅち」さんと愛犬の「瑠千」ちゃん

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「走りの追求」から「スタイルの追求」へ

 父がバイク乗りだった影響で、私自身も高校時代からZZRに乗って、山道を走り込んでいたんです。地元が長野で、同級生にもバイク好きが多かったんですよね。

 全然、レディースでヤンチャしていたとかじゃないですよ? シンプルに、「キレイに走りたい」「膝すりしたい」というのがモチベーションでしたね。車の免許を取ってからも、マニュアルの軽で山に通って。そもそも乗り物の操作が好きなんでしょうね。

滑らかなボディラインが色気を感じさせる130系マークX

 こういうセダンのカスタムにハマったのは、当時の彼氏が乗っていた18クラウンがきっかけでした。「カッコいいな」と色々調べていくうちに、こういったカスタムカーのイベントも見学するようになり、いつのまにか私の方がハマっちゃったんですよね。

レオンハルトの3ピースホイールからコダワリのブレーキシステムが覗く

 それからマークXの顔に惚れ込み、「絶対にこれを買おう」と決めて。学生時代は接客業のバイトを3つ掛け持ちしながら、月に10万円以上は貯金していましたね。それで、美容専門学校を卒業した後にこのマークXを購入したんです。

 最初は「軽く見た目を整えて、キレイに乗っていこう」くらいの気持ちでしたが、周りの先輩方に色々と教わっているうちに、どんどんカスタムが止まらなくなって(笑)。結局、もう1台車が買えるくらいの改造費をかけちゃっていますね。

ステアリングまわりのクイックリリースボスやウィンカー延長レバーはパープルで統一

 今は一人でエステサロンを経営しているのですが、一人暮らしでこの子(愛犬の瑠千ちゃん)も飼っているので、なかなか貯金ができないんですよ。マークXとは別に、普段乗り用の軽も維持していますし。

 マークXはまだ弄り足りない部分もあるので、納得のいく形に仕上げていきたいですが……。一方で、前みたいに走りたい気持ちもあって、いずれはドリフトにも挑戦してみたいんですよね。

レッドの車体とダークなディテールにより近寄りがたいオーラを放つ

 ただ、車に人生を捧げようってわけでもなくて。たとえばもし好きな人ができて、「車弄りをやめて」とお願いされたら、降りることも考えますよ。今はフリーなんですが、パートナーは別に車好きじゃなくてもいいですし。

バイク好きの父は車弄りに対して最初は否定的だったが、今では「写真送ってよ」と言ってくるのだそう

 これまで付き合った人はだいたい車が趣味だったんですけど、やっぱり好みの弄り方が違うので、逆に意見がズレちゃったり。なのでむしろ車より、私のことを好きでいてくれる方が大事かな。

次の記事に続く 「将来子どもができても、ムーヴにチャイルドシートを乗っけて…」300万円をかけて改造した軽自動車に“死ぬまで乗りたい”と語る男性…職場で出会った彼女はどう思っている?

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