364日ぶりに代表のピッチに戻り、復帰ゲームを白星で飾る

 それから谷口は、代表でレギュラーを張り続けている。彼女のバックアップがあってこそ谷口は怪我から完全復活を果たし、今も代表チームで活躍できているといっても過言ではないだろう。

 昨年10月、ブラジルと戦う日本代表に招集され、364日ぶりに代表のピッチに戻って来た。谷口は、スタメンで出場し、2失点するものの体を張った守備でそれ以上の失点を許さず。その後、チームは逆転勝ちを収め、復帰ゲームを白星で飾ることができた。

 試合後、谷口は「ここで結果を出せなかったら終わりだろうなと思っていました。若くて才能がある選手がたくさん出て来ている中、僕の場合は年齢もあります。自分のサッカー人生を賭けるぐらいの気持ちで臨みましたし、勝てたことで、改めてスタートラインに立てたのかなと思うので、ひきつづき緊張感を持って代表選手に値する結果を出していきたい」とプレー中のような真剣な表情で、そう語った。

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 そして、谷口は、W杯メンバーに順当に選出された。

スウェーデン戦を観戦する妻の泉里香さん ©JMPA

まだ見ぬ景色を見るための挑戦が始まる

 今回の北中米W杯では4年前とは異なり、センターというレギュラーポジションを確保して、カタールW杯で達成できなかった目標にチャレンジする。

「4年前、新しい景色を見られずに終わって、悔しい想いをしました。今回、まだ見ぬ景色を見るための挑戦がこれから始まるわけですが、不安も恐れもないですし、むしろ楽しみですね。みんな、この4年で成長した姿をぶつければ、それはおのずと見えてくると思いますし、僕も成長した姿をW杯で証明したい」

 チームには、番頭役の長友がいる。「彼ほどW杯を語れる選手がいない」と谷口は言うが、自らも年長組の一人として、チームが円滑に進む役割を果たしていく覚悟だ。

©JMPA

「やっぱりW杯で勝ちたいですから。前回スペイン戦で勝った時、勝利の重さと興奮を感じました。今回は、最後まで勝ち続けたい。僕たちの目標は、優勝なので、優勝するために何でもやる覚悟です」

 その言葉通り、34歳ながら先頭に立って戦う姿を見せてくれるだろう。

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