前回のカタールW杯につづき、2大会連続で日本代表のボランチとして選出された田中碧(27)。イケメンで非常に攻撃力の高いボランチで、今回の北中米W杯では活躍が期待されている。田中とはいったいどんな選手なのだろうか。
カタールW杯での三笘への揺るぎない信頼
田中は、生粋の川崎っ子だ。
小学校に入ると同時に地元のさぎぬまSCに入団。小3の時に川崎フロンターレの下部組織に入り、ユースまで在籍した。この時、一緒にプレーしていたのが1歳上の三笘薫だった。
三笘は筑波大に進学したが、田中はそのまま2017年にトップチームへの昇格を果たした。2018年には守田英正が、そして2020年、三笘がフロンターレに入団し、ともにプレーすることになった。森保一監督が指揮する日本代表を支えた彼らが3人一緒にプレーしていたのは、なんとも縁深いストーリーだ。
2021年にデュッセルドルフに移籍し、東京五輪に出場。森保監督が指揮するチームでボランチとして全試合に出場。惜しくもメダル獲得には至らなかったが、堅実かつ攻撃的なプレーは監督の信頼を得て、カタールW杯のメンバー入りを果たした。
本戦では、ドイツ戦とスペイン戦にスタメン出場を果たした。
スペイン戦では、「三笘の1ミリ」からのクロスで、田中が決勝ゴールを決めた。「(ボールがラインを)出る、出ないはちょっとわからなかったですけど、(ボールが)絶対に真ん中に戻ってくるなとは思っていました。薫君とボールの2つしか見えてなかった。来るんじゃないかなと思ったら本当に来たので、すごく不思議な感覚ではありました」と、三笘への揺るぎない信頼を口にした。
これはVAR判定になったが、田中は伊東純也らと「出ていたよね」と言いながらも、このままゴールになってほしいと祈る気持ちだったという。このゴールで日本はスペインに勝ち、グループステージを首位で通過した。
だが、クロアチアにPK戦で敗れ、歴史を変えることができなかった。この時、田中は、PKを失敗して号泣していた三笘の傍にいて慰めていた。

