皇太子ご一家が抱えてこられた“問題”
愛子さまは、夏休みにイギリスの名門・イートン校へ3週間の留学を経験されて、自信をつけて帰国されたように見える。ご出発の朝、報道陣に対し「行ってきます!」とおっしゃった明るい声は忘れがたい。雅子さまの病気療養や、愛子さまのご登校をめぐる問題などを抱えてこられた皇太子ご一家が、仲睦まじくお過ごしでいらっしゃるご様子が垣間見えることで、国民として少し安堵するような思いがある。
対照的だった眞子さまと佳子さま
一方、気になるのは秋篠宮家である。約1年前の9月3日に長女・眞子さま(26)と小室圭さん(26)の婚約内定記者会見が行われたが、今年2月6日には宮内庁から「結婚延期」が発表された。
8月25日、都内で開かれた「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に臨席された眞子さまのお顔の色はすぐれないようだった。このコンテストには、紀子さまや佳子さまも出席されたことがあり、いつもブラックやネイビーのスーツをお召しになることで、手話をはっきりと見えるようにする効果を考えられているように思うのだが、眞子さまがお召しになったジャケットは大ぶりの襟つきで、光沢のあるシルクタフタのような素材だったため、どうしても柔らかさというよりは、やや堅苦しい雰囲気がにじみでていたように感じた。眞子さまの婚約内定者である小室圭さんがニューヨークのフォーダム大学へ留学してから早1カ月。「現在のままでは納采の儀は行えない」という秋篠宮ご夫妻のご意向が報じられるなど、婚約・結婚への道筋はいまだ不透明なままだ。ご自分の思いを軽々におっしゃることができない皇族方だからこそ、ファッションや何気ないお振る舞いから、国民に伝わるものがあるように思う。
イギリス・リーズ大学の留学から帰国して間もない次女の佳子さま(23)は、これまで同様に華やかなオーラをまとって公務に臨まれた。9月2日、佳子さまは「つくば国際会議場」(茨城県つくば市)を訪れられ、世界各国の高校生たちがプログラミング技術を競う大会「国際情報オリンピック」の開会式に出席された。英語でのスピーチを披露され、留学経験をしっかりとアピールされた佳子さま。約1カ月前に「全日本高等学校馬術競技大会」開会式に出席された時よりも少しほっそりとされたようで、涙袋にキラキラの白いラインを入れる佳子さま流メイクもご健在のようだ。
2014年9月、名古屋市での「子ども虐待防止世界会議」へ紀子さまと共に臨席された佳子さまは、淡いピンクのスーツ姿でお見えになり、オープニングセレモニーだけでなく、その後のレセプションパーティーにもお出になり、海外の研究者たちと何度もうなずきながらお話しをされていたことが思い出される。この日、オープニングセレモニーでの紀子さまのスピーチは日本語だった。