――一番上がったのがNVIDIAとのことでしたが、一番大きな損をしたのは何の時ですか?
山下 いくつかありますけど、いま一番大きな含み損になってるのはアメリカのビットコイン系の会社ですね。いつか上がるかなと思ってずっと持ってるんですけど、今年の夏に上場廃止になるかもしれなくてどうしようかなぁと。これは真似してはダメな例ですね。
——これから投資を始める初心者の方にはどういうアドバイスをしますか?
山下 十分な収入がある人ならまずiDeCoを優先するのがいいんじゃないかなと思いますね。投資した額が所得控除されますから。iDeCoを先に埋めて余裕があればNISAでインデックスの投資信託を積み立てるのがいいんじゃないですか。個別株は趣味として少しやるならいいですけど、基本的には勧めないですね。
——ご自身が個別株投資をやっているのも趣味という感覚ですか?
山下 そうですね。でも僕の場合は調べること自体が好きなので、ついつい個別の比率が大きくなりすぎて、趣味とは言えなくなってきてます。
「100万円あったら牛丼何杯」とか考えたらダメ
——資産が半分になった2022年以外も、何度も大暴落で大きく減ることもあったと思うんですが、どうやって乗り越えてきたんですか?
山下 証券口座の数字はゲームのスコアぐらいに思ってるので、減っても「また少ししたら戻るやろ」といった感じで、あんまりへこまないですね。 部屋に現金が3億円が積んであってそのうち5000万円が目の前で消えたらショックかもしれないけど、画面上の数字が減ってもそこまで現実感がないから落ち込まないというか。
――5000万円へっても落ち込まない。
山下 投資のお金をリアルな生活に落とし込んだらダメなんですよ。サバンナの八木(真澄)ちゃんとかは「100万円あったら牛丼何杯食べられると思ってるんですか」とかすぐ言うんですけど、その発想がダメ。投資で、そんなリアルなことを考えていたら、怖くて株を買えなくなります。 僕はもともと車も高い時計も持ってないし物欲もあまりないんで、お金が増えても買いたいものが無いのがいいのかもしれませんね。

