入浴シーンの舞台裏は「みなさん男性ですから…」

 75年、ドラマ「水戸黄門」(TBS系)に初出演し、86年から24年もの間、レギュラーを務めた。由美が演じるくノ一役「かげろうお銀」の入浴シーンが定番となった。

「水戸黄門」で演じたくノ一役

「水着を着ていましたが、監督やスタッフはみなさん男性ですから、撮影の時は毎回緊張していました。

 当時の撮影は大きなレフ板や多くのライトを使っていて、太陽が5、6個あるような感じ。とにかく暑くて、夏場はスタッフさんがレフ板で扇いでくださり、なんとか撮影していました」

ADVERTISEMENT

 入浴シーンの撮影は200回を超えると言われる。やはり、プライベートでも、入浴方法にこだわりがあるのだろうか。

「お風呂は大好きですが、特別なことはしていません。湯船に浸かって『あ〜、気持ちいい』とリラックスするだけです。長風呂はせず、入っているのは1曲分を歌うくらいの時間でしょうか。そう言うと、なぜか残念な顔をされることが多いのですが(笑)」

Y字バランスができるほど健康

 ライフワークとして取り組んでいるのが独自の“呼吸法”だ。ストレッチと組み合わせた「由美コア・ブリージング」を提唱し、著書の執筆に加え、講演活動やレッスンも行っている。

ストレッチと組み合わせた呼吸法を提唱(撮影:西田幸樹)

「デビュー直後は走って踊って、ハッスルしながら歌っていました。『呼吸がちゃんとできていないと歌えないな』と感じて、所属していた西野バレエ団の西野皓三先生から呼吸法を教えていただいたのです。

 まずは背筋を伸ばして足の裏から吸い上げることをイメージして、鼻からスーッと吸っていく。背中を通って頭のてっぺんまで吸い上げたら、今度はゆっくりと吐き出す。この時、おヘソの下にある“丹田(コアと呼んでいます)”に力を込めるのが大切です。

 この『コア呼吸』に加えて、ストレッチを組み合わせるのが『由美コア・ブリージング』。これを習慣として実践することで、70代になっても、健康で美しくいられます。足腰が弱くなった高齢の方は座りながらでも、ベッドに横になってやるのでも構いません。

 もちろん、私も毎朝やっています。10分くらいですが、おかげで今でもY字バランスができるほど、健康なんですよ」(つづく)

次の記事に続く なぜ由美かおる(75)は「今でもミニスカを履ける」のか? 本人が明かした“驚きの食生活”と“独身を貫き続けるワケ”