『あの頃、君を追いかけた』(2011年)や『赤い糸 輪廻のひみつ』(2021年)で知られるギデンズ・コー監督の最新作は、台湾映画としては異例の巨額を投じたアクション大作。エンターテインメントとしての魅力とその深みに、作品紹介と監督自身へのインタビューで迫る。
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『赤い糸 輪廻のひみつ』主演&監督チームが再タッグ
映画『ギデンズ・コーの功夫』が日本公開を迎えた。小規模の公開からスタートしたが、早くも映画ファンの間ではSNSなどを通じて話題を呼んでいる。
青春映画やラブストーリーの名手として知られるギデンズが新たに挑んだのは、製作費3億台湾ドル(約15億円)を投じた武侠アクション大作。自身が愛してきた武侠映画やカンフー映画、そして伝奇ファンタジーなどの影響をたっぷりと注ぎ込んだ作風のもと、現代の高校生たちが想像を絶する脅威と対決する。
主人公は落ちこぼれ高校生の淵仔(ユエンザイ)。親友の阿義(アイー)と、どうしようもない日々を送っていたところ、自称「500年の眠りから目覚めたカンフーの達人」である黄駿(ホアン・ジュン)と出会った。
最初は黄駿の話を信じなかった2人だが、その圧倒的な武術を目にし、この日常を打破するべく弟子入りを志願する。さらに淵仔が想いを寄せる同級生・乙晶(イージン)も加わり、一同は黄駿と弟弟子・藍金(ラン・ジン)の500年にわたる確執を知ることに……。
主人公の淵仔と、彼が恋する乙晶を演じるのは、『赤い糸 輪廻のひみつ』に続いてのタッグとなった柯震東(クー・チェンドン)と王淨(ワン・ジン)。筆者によるインタビューで、「今回の2人は『赤い糸』とはかなり違います」と話した。
「『赤い糸』ではワン・ジンが恋する側でしたが、今回はクー・チェンドンがワン・ジンを好きになる。けれど、ワン・ジン演じる乙晶はあまり恋愛のことを考えていないんです」


