「本当にギリギリでセーフでした」

 そうはいってもいきなり役所に行ったところでまともな応対はしてもらえないと思い、市民団体や支援組織を調べ、そこで数回話を聞いてもらって申請のサポートをしてもらったという次第。

「そのときは、年金が振り込まれる銀行口座の残高が数百円。信用金庫と郵便貯金の口座も残高は数十円だった。手持ちの所持金もほぼゼロ、本当にギリギリでセーフでした」

 今は9万6000円の年金と生活保護費3万4000円の合計13万円で1か月暮らしている。

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「生活保護で助かるのは病院代です。67歳のときに糖尿病になってしまい、3か月に1度の割合で通院していたけど、3割負担だったから1回行くと検査代と診察代で3600円。薬局で2種類の飲み薬を出してもらって2500円払っていた。バス代を入れると1回病院に行くのに7000円近く必要だったから1年半ぐらいで通院を止めちゃった。だけど今はお金の心配をしないでお医者さんに診てもらえるから、ありがたい」

 今は6週間ごとに糖尿病専門クリニックに通って血液検査と尿検査をし、薬を出してもらっている。先々月は10年以上使って合わなくなった部分入れ歯を新調できた。生活保護を受けられなかったら、ずっとほったらかしだったと思う。

 生活保護だと都営交通の無料乗車券も発行されるので、都営地下鉄と都営バスを無料で利用できるのもありがたい。

写真はイメージ ©getty

「交通パスのおかげでこういう炊き出し会場に通えますから」