「森保さんの目は笑っていない」長友が見据える“その先”

 さて、次戦は決勝トーナメント1回戦。相手は、ブラジルだ。昨年の親善試合で勝利してはいるが、W杯本番仕様の本物と対戦することになる。名将アンチェロッティが率いる王国が、2年連続でアジアの新興国に負けるわけにはいかない。だが、日本も目指すは“最高の景色”だ。

「親善試合でイングランドとかブラジルに勝ちましたけど、森保さんの目はむしろ厳しくなるんですよね。その姿と目を見て、あ、こんなもんで喜んじゃダメなんだなって選手は知るんです。それは非常に大きいことです。森保さんの目は笑っていないんです。でもそれこそが今の日本代表の強さでもあると僕は思ってます。ブラジルに勝つには、冷静さ、賢さ、ずる賢さ、戦略も含めてやっていかないと。ベルギーにはロシア大会の時、上回られているので」

 2018年のロシア大会では決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦、2点リードを奪いながら、同点に追いつかれ、後半ロスタイムにカウンターでひっくり返された。勝利に手が届きそうで、あと一歩で届かなかった。その経験のことを長友は話している。今大会に臨む26選手のうち、その試合を経験しているのは長友だけだ。

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「ベルギーは0-2で負けてても、冷静だったので。強い国はそういうところがある。でも僕らも絶対、8年間積み上げてきてるので」

 日本が過去にいちども突破したことのない決勝トーナメント1回戦を突破するために。長友はピッチに立っても立たなくても、8年前の経験を含めた全てをチームの勝利に捧げる覚悟だ。長友は言葉に力を込める。

「見ててください。楽しい、素晴らしい試合を見せますから」

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