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イギリス、アメリカ、日本で起きている「家産制国家」
内田 排外主義の高まりは世界的なトレンドですが、どこでも深刻さを増していますね。先日、アメリカ在住の映画評論家・町山智浩さんとオンラインでお話ししたのですが、町山さんは日本への一時帰国すらままならないそうです。トランプ政権の移民排除政策で、過去にわずかでも法律違反があると再入国できないかも知れない。小切手の残高不足や交通違反程度の微罪でも入国拒否・強制送還のリスクがあるので、怖くて試せないそうです。
日本でも「日本人ファースト」が声高に叫ばれ、入管法を厳格化し、永住許可の取り消し要件を拡大するなど移民排除の空気が強まっています。ブレイディさんの本にある「家産制国家」という分析はイギリス、アメリカ、日本で起きていることの核心を突いていると思いました。
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そのほかに、「家産性国家」を象徴する“国父”としてのトランプから、高市首相とサッチャーの類似点、「極中」政治と「サル化」する社会、加速主義に対抗する「待つ」人間的経験まで、カオス化する世界に鋭利に斬り込む。
この対談「壊れゆく世界への抵抗」は、月刊誌「文藝春秋」8月号(7月10日発売)、及び、「文藝春秋」の電子版「文藝春秋PLUS」に掲載されている。


