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ザコシショウが語る同期芸人「ハンマーカンマーのきっかけはケンコバ」

テレビっ子・ハリウッドザコシショウさんインタビュー #3

note

『ドキュメンタル』と地上波テレビの違い

―― 地上波のテレビと『ドキュメンタル』のような配信に出演するのでは、違いを感じましたか。

ザコシショウ 感じましたよ。『ドキュメンタル』は全部で6時間。それを5話分に編集する。5話もあるからやりたい放題やっているんですよ。カットされているところもあるんですけど、ほとんど時間調整だけだと思うんですよね。地上波は制限があるから、ディレクターも「ああ、ここ使えないな」と切るじゃないですか。

 だから、「ザコシが地上波出たらクソつまらないな」「こっちでファンになったけど、地上波を見てやっぱり幻滅だわ」みたいなことを言う人はいるんですけど。僕はどっちも手を抜かずにやっているんですよ。アソコを出す、出さないはありますけどね。ハハハ。

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『水曜日のダウンタウン』お経がハンマーカンマーに聞こえる説

―― 地上波だと最近は『水曜日のダウンタウン』によく出られています。

ザコシショウ あれはやりやすいですね。『水曜日のダウンタウン』の総合演出の藤井(健太郎)さんの番組って、考えてみたらだいぶ前から僕、お世話になっているんですよ。『キリウリ』とか『リンカーン』とか。当時は知らなかったんですけど、よくよく調べてみたら藤井さんが演出なんですよね。だいぶ前から僕のことを面白いと思って使ってくださっていたのかなって。藤井さんは芸人の目線になってくれるからスゴい。「このロケ、イマイチだったかな」みたいなことを思うときもあるんですけど、オンエアを見たら面白くなっている。ほかの番組だと、目も当てられなくなっていたりとかあるんですけどね。

―― 最近だとどの回が印象に残ってますか。

ザコシショウ 和尚さんのヤツですね。お経が「ハンマーカンマー」に聞こえるみたいな説(「坊主のお経、途中からハンマーカンマーになっていても気付かない説」)。あれが面白かったですね。あと、「替え歌(最強トーナメント)」は毎回好きで。たまに録画したやつ見ます。あとクロちゃんと一緒にやったヤツも面白かったな。頭にろうそくを乗せる。

―― 「丑の刻参りの頭にロウソクスタイル、熱すぎて呪いどころじゃない説」ですね。

ザコシショウ 地獄だった。ロウソク、バカ熱かったよ。フハハハハ。

『エンタの神様』はね、ずっと毛嫌いされているんです

―― 今後、出てみたい番組とかはありますか。

ザコシショウ 『エンタの神様』はね、ずっと僕、毛嫌いされているんですよ(笑)。だから1回出てみたいですね。『ENGEIグランドスラム』も出たことがない。賞レースで優勝したら大概オファーがあるんですけどね。『爆笑レッドカーペット』もそう。オーディションに行っても受からないんですよ。『あらびき団』の第一人者みたいになっているっていうのがあるかもしれないですね。プロレスでも新日本のレスラーは全日本には上がれないっていうのがあったじゃないですか。だからたぶん、僕が『エンタ』とか『レッドカーペット』とかに出たら、「おお!」ってなると思うんですよね。当時のジャンボ鶴田が新日本のリングにあがったとかそういう激震みたいな感じに……。ならないか? でも『エンタ』と『レッドカーペット』と『あらびき団』、全部に出てる人、いないですもんね。

―― 自分が出ていない番組で好きな番組とかってありますか。

ザコシショウ 終わっちゃいましたけど『とんねるずのみなさんのおかげでした』は好きでしたね。あれも出てみたかったですね。とんねるずさん絡んだことないんで。