アメリカNo.1スポーツの季節が、ようやく今年もやって来た。アメリカンフットボールの最高峰・NFLのレギュラーシーズンが、今月9月1週、開幕した。
日本ではまだまだマイナースポーツの域を出ないアメリカンフットボールという競技の魅力を長年伝え続けているのが、自身も高校時代にアメフト部でプレーし、今でも熱いNFL愛を持つオードリーの2人だ。
ヒューストン・テキサンズファンの若林正恭さんと、今季はクリーブランド・ブラウンズを推すという春日俊彰さんがMCを務める日本テレビ系『オードリーのNFL倶楽部』は、今年で放送9年目を迎える。ニューイングランド・ペイトリオッツファンの女優・相武紗季さんも加わり、ようやく幕の開いた大舞台の見どころを余すことなく語ってもらった。
ブラウンズなら負けて「オイッ!」とかじゃない
若林 ようやくNFLシーズンが始まりました。僕ら的にはやっと「あけましておめでとう」という気分ですね。
相武 またシーズンが始まって忙しくなりますねぇ。NFLが始まってようやく生きているという実感を得られる毎日になります(笑)。これまではただ息をしていただけの日々でしたから!
春日 春日が9年間、普及に奔走してきたにもかかわらず、まだ日本でのアメフト普及はもう一歩のレベルですからね。この春日の影響力をもってしてもまだ浸透していないということはイチから推していかないといけない。これはもう使命ですね、趣味じゃない。仕事でもない!
若林 でも春日は今季はブラウンズを応援するんだろ? ブラウンズって去年、史上2チーム目の16試合全敗だったチームだけど……大丈夫?
春日 いままでとは違うスタンスで応援できるかなと思ったのよ。今までは上から見下ろしていくような感じで強いチームを応援してきたけど、今度は下から上がっていこうということでね。また違う楽しみ方ができるでしょう。負けて「オイッ!」とかじゃない。強いチームは負けたら「えー」ってなるじゃないですか。でも、ブラウンズなら負けた時も無感情ですよ。「そらそうだな」って。
相武 その応援の仕方、いいなぁ(笑)。でも、強いチームを応援するのとは違った楽しみもありそうですね。私は昨季は出産もあって自分のことでいっぱいいっぱいだったので、安定したチームに癒しを求めていたんです。
なのでペイトリオッツの試合を見て「勝つでしょう」と思いながら心の安定剤にしていました。