「シルエットがダサくならない」サイドボタン付きも登場
なお最近は、ファン付きウェア独特の膨らんだシルエットを抑えるための、サイドボタンを付けた製品も登場しています。ファン付きウェアは中で空気を循環させる設計のため、ある程度膨らんでいる必要があるのですが、それをギリギリまで絞る機能が出てきたということは、それだけ実用性よりもファッション性が重視されるようになってきた証と言えるでしょう。
セットモデルで初心者にも買いやすく
ファン付きウェアの販売方法にも、近年は変化が見られます。一般的にこうしたファン付きウェアは、ウェア本体と、電動ファン、ファンを駆動させるバッテリーと、大きくわけて3つのパーツで構成されています。多くの場合、これらは別々の製品として販売されており、自分で組み合わせる必要があります。
これらは、ウェアだけを好みのデザインに買い替えたり、ファンが壊れた時に交換できたり、あるいはバッテリーの容量を自由に選択できるというメリットがあるのですが、知識の少ない初心者にとっては、自分に適した組み合わせを考えなくてはいけないのは、少々ハードルの高い行為です。特にファンやバッテリーは、同じブランドでもモデルによっては互換性がない場合もあるとなればなおさらです。
これはメーカー側も問題点として把握しているようで、ワークマンの場合、今年新たに、ウェア本体+ファン+バッテリーの3つに加え、スイッチ付きケーブルとファンカバーをセットにしたフルセット「WindCore FAN WEAR ENTRY SET」を発売しています。これさえ買えばすぐに使えるセットの投入で、初心者でも迷わないで済むようになったのは朗報です。他社もこうしたセットを用意している場合が多いので、初心者が試すならここからでしょう。
また最近は、いかにも作業着というデザインしかなかったかつてとは異なり、一般的なジャケットとして通用するデザインが多くを占めています。ファンとバッテリーを取り外し、ファンを取り付ける穴を覆い隠すことで、ウェア単体で使える製品も増えています。これならば、買ってみたがいまいちファン付きウェアが合わなかったという場合も、ウェアは無駄にならずに済むというわけです。


