好感度の回復と引き換えに、失ったものが多すぎた?
ただ、人気番組の総合司会として幅広い世代から支持を得ても、本業である女優としては勢いを失ってしまった感がある。
そもそも朝の帯番組である『ZIP!』に出演するためには、必ず週に5日は午前3時頃までに日本テレビへ出社しなければいけない。長時間の撮影となるドラマや映画への出演が難しくなり、自ずと各プロデューサーが北乃にオファーをしなくなった。
加えて超朝型の生活と、人気番組の司会を務めるストレスからか、北乃は目に見えて体型の変化があった。具体的には、「ぽっちゃり化」し、そのことを報じる媒体もいくつかあった。
『ZIP!』への出演は、いま考えれば誤算だったと前述のテレビ関係者が解説する。
「番組の人気を支えた功労者でありながら、日テレからドラマのオファーが増えたわけでもない。約2年にわたってハードワークをこなしましたが、あまりにも得たものは少なかったのでは。『ZIP!』を辞めてからの女優業は順調と言えないですし、2年間も朝の情報番組に出演したのは明らかにマイナスになったように見えます」
実際、『ZIP!』を卒業した後の北乃は、ドラマや映画への出演が少なくなり、主演作が激減している。新たな挑戦としてミュージカルなど舞台の仕事に比重を置くことになり、メディアではあまり取り上げられなくなってしまう。
『ZIP!』卒業から早10年、再ブレイクの兆しも
何度か方向転換を繰り返した北乃だが、現在では再ブレイクの兆しをみせ始めている。再注目されるきっかけになったのが、2019年放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』だ。
同作で北乃は、森の中で父と2人で暮らす少女・阿川砂良を演じている。砂良は朝ドラの登場人物らしい働き者の美しい娘で、北乃は純朴な役を自然体の演技で表現。ハマり役となり、久しぶりにドラマへ出演する北乃を見た視聴者も多く、大きな話題を集める。
さらに、北乃はバラエティ番組で目立つ発言を連発し世間の興味をひいた。
