国民民主党との連立を探る自民党。その詳細について、人気連載「赤坂太郎」が迫った(文中敬称略)。

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自民から相次ぐラブコール

 自民党参院トップの松山政司参院議員会長は5月14日の自身の政治資金パーティーで「国民民主党との連携は極めて重要だ。連立を真剣に考えなければならない」と強調した。鈴木俊一幹事長も同月18日の記者会見で「国民民主党と紆余曲折はあるが政治の安定が重要だ。日本維新の会との連携を基本に、国民民主も連立に加わってもらうことが大切だ」と言及した。

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会見する国民民主の玉木代表 Ⓒ時事通信社

 7月17日の会期末を控え、国旗損壊罪法案だけでなく、皇族数確保のための皇室典範改正案、衆院議員定数削減法案、「副首都」法案など重要法案を抱える。こうした法案の成立が最終盤で困難となれば、会期延長も想定される。

 ただ、鈴木は6月21日、札幌市の党会合で「この国会は延長することなしに、会期内に様々な課題をしっかりと前に進めたい」と強調した。延長しないのであれば、なおさら国民民主の協力が欠かせない。

自民党の麻生太郎副総裁(6月25日、東京・永田町) ©時事通信社

 何より高市政権の後見人である麻生太郎副総裁が国民民主の連立入りにご執心だ。以前から腹心の森英介衆院議長を長年、自民党労政局長に据え、国民民主を支援する連合や連合傘下の民間産業別労働組合(民間産別)とのパイプ作りに勤しんできた。麻生自身、首相時代にねじれ国会で苦しんだ。麻生の義弟である鈴木の一連の発言は、麻生の意を受けたものだ。当の麻生は「今回はうまくいくんじゃねえか。会期末に国民民主党が連立入りして改造だ」と周囲に嘯いている。