「これは凄いなと思いました」
「原案を見た時点で、これは凄いなと思いました。とにかく大改革への意欲が伝わってきます。まず《抜本的》という言葉が至るところに出てくる。《財政単年度主義の弊害を是正し、予算の作り方を根本から改める》といった表現からは、これまでとは全く違ったやり方で予算を編成していくという固い決意を感じました。
『アベノミクス』を打ち出した安倍政権の骨太(2013年)や、『新しい資本主義』を掲げた岸田政権の骨太(22年)は印象的でしたが、それらと比べても今回は全く異質。これほどマクロ経済運営を大きく変えるんだという意気込みを持った骨太は見たことがありません。歴史に残る骨太になるのでは、と大興奮しています!
高市首相が目指すのは『強い経済』の実現。それには、第2章の《日本の成長力強化と安全・安心の確保》が肝となる。欠かせないのは、これまで圧倒的に不足してきた国内投資の充実です。
さらに、《経済界における「投資牽引型経済」へのマインドセットの転換》とあるように、国内に眠っているお金を掘り起こして経済成長につなげようという意図も示されています。
石破政権時の骨太(25年)では、成長の原動力として『賃上げ』に重きを置いていました。高市政権ではそれが『投資主導・積極財政』に変わった。これこそが大きな転換点です。
26年度予算までは、石破政権の影響も入っていました。本当に高市首相がやりたいことがスタートするのは、『責任ある積極財政元年』と銘打った27年度予算から。その意味でもこの方針は注目なんです。
また、高市政権は新たに『日本成長戦略会議』を創設しました。骨太が総論なら、この会議から出された『日本成長戦略』や『官民投資ロードマップ』は各論と位置付けられる。これらを精査していくことで、投資すべき分野が浮き彫りになってきます」
では一体、具体的にどのような分野へ投資をしていくべきなのか。
《この続きでは杉村氏が注目する分野や具体的な企業名を紹介。記事の全文は「週刊文春 電子版」で読むことができる》
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