イラン戦争は6月に停戦合意したが、その後もアメリカによる空爆や、イスラム革命防衛隊によるホルムズ海峡の封鎖が発表されるなど、先行きは依然として不安定なままだ。イラン戦争を知る上で必読の記事を厳選して紹介します。[全6記事]
イラン戦争とウクライナ戦争のつながり
エマニュエル・トッド(歴史人口学者・家族人類学者)
「今回のイラン戦争は、2022年2月24日に始まったウクライナ戦争と一体のものなのです。この二つの戦争は別個の戦争ではなく、『第三次世界大戦』の『南部戦線(イラン戦争)』と『北部戦線(ウクライナ戦争)』という、同じ戦争の二つの『戦線』と…」

イラン戦争、最悪は連鎖する
佐橋亮(国際政治学者)
「イラン戦争は始まりも最悪だが、なかなか収拾をつけられなかった。6月半ばに戦闘終結の合意が発表されたが、それが継続するのか、ホルムズ海峡の安全が元通りに回復するのか、依然として確証はない。常識的な合理性だけを判断の基準にしていたから…」

イラン戦争――日本と台湾への教訓とは何か
マット・ポッティンジャー(元米大統領副補佐官・ガルノーグローバル共同創業者CEO)
「2月28日に始まったイラン戦争の主要な当事国から、台湾と日本が学びうる点をいくつか考えてみたいと思います。これらの教訓を(ほかの多くの知見とともに)生かすことができれば、中国、北朝鮮、ロシアに対する抑止力を高め…」

イラン戦争の「危機」をハーバーマスから読み解く
佐藤優(作家・元外務省主任分析官)
「2月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃した後、世界は大きな危機に直面している。この危機を理解するには、ハーバーマスが1973年にドイツ語で上梓した『後期資本主義における正統化の問題』が役に立つ。本書は今も読まれている社会哲学の古典だ」

イラン攻撃に否定的だったバンス
飯塚真紀子(在米ジャーナリスト)
「バンスはトランプ政権の幹部の中で、唯一人、対イラン軍事作戦に否定的な見方をしていた反戦派である。そもそも彼がトランプ陣営入りしたのも、トランプが戦争に否定的な“平和の大統領”を標榜していたことが…」

イラン18時間脱出記
西田隆之(前テヘラン日本人学校校長)
「『イスラエルから、いま攻撃がありました。テヘラン日本人学校の派遣教員と、子どもたちの安否確認をしてください』昨年6月13日の午前3時過ぎ、在イラン日本大使館からの電話でした…」

