「週刊文春」が報じた、皇室典範改正案をめぐる三笠宮彬子女王(44)の過去の発言と皇位継承問題。Yahoo!ニュースのコメント欄(ヤフコメ)には、改正案の進め方や男系維持の是非をめぐり、さまざまな意見が寄せられている。
改正案の概要と彬子さまの発言
皇族数の確保に向けた皇室典範改正案は、(1)女性皇族が婚姻後も身分を保持する、(2)旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える――の2案を軸としたものである。改正案は7月10日に衆院を通過し、今国会での成立は確実となった。ただし、衆院での審議時間はわずか3時間にとどまり、各方面から拙速な議論の進め方に批判の声も上がっていた。
天皇陛下は6月11日の会見で、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べられた。しかし各種世論調査では賛否が二分されているのが実情である。
こうした中で注目を集めたのが、自民党・麻生太郎副総裁の姪でもある彬子さまの過去の発言だ。彬子さまは2012年1月7日付の毎日新聞のインタビューで、女性宮家創設の議論について「男系で続いている旧皇族にお戻りいただくとか、現在ある宮家をご養子として継承していただくとか、他に選択肢もあるのではないかと思います」と語っていた。
ヤフコメの声
ヤフコメで多く見られたのは、麻生副総裁が改正案の議論で座長を務めたことへの疑問の声である。あるユーザーは「受け入れ先の宮家の親族、副総裁である麻生氏が座長に就任した時点で、恣意や政治的思惑のもと養子案の制度設計が行われると見なされます」と指摘。養子対象者の決定プロセスに透明性が必要だとし、「麻生氏の親族である2つの宮家は対象から除外する事を求めます」と訴えた。
女性天皇を容認すべきだとする意見も目立った。あるユーザーは「慣れ親しまない旧皇族の方を養子に入れてまで男系にこだわるのは、長い歴史の中で誇れる伝統かもしれないけど、時代にあわないような気もする。何で女性天皇ではいけないの?」と疑問を呈した。英国のエリザベス女王を引き合いに出し、女性でも偉大な存在たり得ると述べている。
また、初の女性総理大臣が誕生した時代背景と男系男子の伝統との矛盾を指摘する声もあった。「新たに妃となられたお方に、お世継ぎは男子をというプレッシャーを背負う運命にあることを続けていくことは一個人の国民としては快く思わないです」との投稿も見られた。
議論の進め方そのものへの不満も寄せられている。あるユーザーは「1億人居るのにたかが数百人で決めるのはどうなの?」と問いかけ、国民投票の実施を求める声もあった。
一方、皇位継承をめぐる女性皇族の立場に懸念を示す意見もあった。「愛子様が一般人とご結婚されて産まれた男子に皇位継承の資格がなく、他の女性皇族が男系皇族の人との間に産まれた男子の方に皇位継承の資格があると言う事に違和感を感じる」とするコメントも投稿されている。
皇室典範改正案の成立が確実視される中、ヤフコメには養子案の透明性、女性天皇の可否、審議の拙速さなど、多角的な論点から意見が寄せられている。天皇陛下が求められた「国民の理解」がどこまで得られているのか、議論の行方が注目される。
7月15日配信の「週刊文春 電子版」および7月16日発売の「週刊文春」では、彬子さまの皇統維持に関するお考えのほか、愛子さま流の公務の確立、秋篠宮家の"隠れ家ディナー"、佳子さまと紀子さまの雪解け、さらに皇室典範改正が女性皇族たちに与える影響などについて詳報している。

愛子さまを苦しめる“ゴリ押し”皇室典範改正 《元内閣法制局長官は「本末転倒の中身だ」》《秋篠宮家“隠れ家ディナー”、佳子さまと紀子さまの雪解け》
文藝春秋が提供する有料記事は「週刊文春電子版」「Yahoo!ニュース」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

