今北容疑者が働いていたのは、伊賀市内にあるココカラファイングループの福祉関連会社だ。冒頭の同僚社員が話す。
「私と今北が働いている会社は、要介護認定を受けた方に対し、介護保険制度を使ったサービスを提供しています。具体的には、要介護認定の方の自宅を訪問して相談を受け、歩行器や介護ベッド、車椅子などの福祉用具を貸し出したり、階段に手すりなどを付ける住宅改修の支援などを行ったりしています。今北は営業職として、サービスの利用者から直接相談を受ける仕事をしていました」
今北容疑者は主任の肩書を持ち、福祉用具専門相談員や福祉住環境コーディネーター2級の資格なども取得していた。残業をいとわずに働く一方、趣味のバイクも大切にしていたという。
「週末は鈴鹿サーキットなどに行って、仲間と共にバイク関連のイベントを楽しんでいたようです」(同前)
今北容疑者の“顧客”だった園美さん
今北容疑者と園美さんは不倫関係にあったとされるが、それぞれ奈良市と伊賀市に暮らす2人がどのように出会い、関係を深めたのかは明らかになっていなかった。
この同僚社員によれば、園美さんは今北容疑者の“顧客”だったという。
「今北と園美さんは、弊社の担当者と利用者という関係でした。園美さんには身体的な疾患があり、要介護認定を受けていたようで、今北が自宅を訪問したことが、2人の出会いでした。営業は利用者の自宅を訪問して要望を聞き取ることが仕事ですから、何度も会う機会があったはず。そうして関係を深めていったのだと思います」
近隣住民との関係が希薄だった池田さんにとって、今北容疑者は数少ない頼れる相手だったのだろう。結果として不倫関係へと発展していった。
