「言葉にするのはなかなか難しいです……」

 声を震わせながら「週刊文春」の取材に応じたのは、河内音頭継承者の河内家菊水丸氏(63)だ。奈良市の名張川左岸で、遺体で見つかった池田園美さん(44)と、その娘・莉園さん(20)と10年以上の親交を持つ人物である。

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 菊水丸氏が母娘との出会いを振り返る。

「最初は10年以上前だったでしょうか。私が主催する河内音頭の盆踊りに来てくれて、応援してくれるようになったのです。それから半年に1回ぐらい家族ぐるみで食事をするような仲になりました。夏になると盆踊りのツアーがあるのですが、その前に“出陣式パーティー”を毎年6月にやっていまして、招待状を15年間送っていました」

(左から)菊水丸氏と園美さん、莉園さん(菊水丸氏のブログより)

 しかし、ここ3年ほどは、それに対する返事がなく疎遠になっていたという。

「元々足が悪いというのは聞いていましたが、2019年に会ったとき、園美さんは車椅子に乗っていて、莉園ちゃんが後ろから押してあげていました。心配しましたが、盆踊りの最中に車椅子から降りて少し踊ってくれたりもしたので、胸を撫で下ろしたのを覚えています」(同前)

よく友達のようにはしゃいで笑っていた

 園美さんは足に疾患を抱えており、要介護認定を受けていたことが「週刊文春」の取材で分かっている。そして園美さんの死体を遺棄した容疑で逮捕された今北享宏容疑者(37)と出会ったのも、今北容疑者が介護関係の職に就いていたからのことだった。今北容疑者には妻と子どもがおり、園美さんとは不倫関係にあったと見られる。

今北容疑者(中学校の卒業アルバムより)

 菊水丸氏が語る。

「僕がステージ4の甲状腺がんという大病を患ったときには、園美さんから激励の手紙をいただきました。会ったときはお互いに暗い話はせず、病気のことに踏み込んだりはしませんでしたね」