乳児院と児童養護施設で育ち、「普通の家族」を持てなかったNEXT-GOさん(32)が、今後の生き方を語った。

NEXT-GOさんとお母さん

「子どもを持つなら、養子という選択肢を真剣に考えている」

 30歳を超えると地元の友人の子どもの運動会に呼ばれるようになり、父親として声援を送る友人の姿に、自分が経験しなかった子ども時代を無意識に重ねてしまうという。

「俺自身がまだ、親に愛されたかった子供のままの部分を抱えていますから」と自身の生い立ちを振り返る。まず自分の心の穴を埋めなければ、誰かを本当の意味で満たすことはできないという。

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 もし将来子どもを持つなら、養子という選択肢を真剣に考えているそうだ。遺伝的な理由もあるが、それ以上に「自分と同じように家庭に恵まれなかった子に、自分が得られなかった温かい家庭を提供したい」という思いが強いからだと語る。

 子ども時代は「生まれてこなければよかった」と思い詰め、命を絶とうとしたこともあったが、今は「生まれてきてよかった」と断言している。施設の先生や里親、支援者、視聴者など、多くの人々が崖から落ちそうな自分を引き上げてくれたからだ。

 現在は月に1~2回、母が通う作業所の休みに合わせて会い、一緒に過ごす時間を撮影している。「子供の頃は全く会えなかった母親と、32歳の今、月に2回も会えている。これは僕達親子にとって大きな一歩で、失われた時間を取り戻すチャンスなんです」と、NEXT-GOさんは静かに、しかし確かな言葉で語った。

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