──諦めの境地?
チェルシー 現実的に、“黒人ハーフ”という属性は私たちに一生ついてまわるし、日本社会の見た目についての意識は当分消えないですよね。子どもの頃は絶望するくらい辛かったんですけど、今の私たちは楽しくやっていく方法を知っているし、これからはそんな状況もスマートに乗りこなしていきたいです。
「外国人扱いされてるな」と感じるとスマホを取り出して…
──折り合いをつけるしかない、と。
チェルシー そうですね。それに私たちにできることって、結局は周りの人たちに誠実でいることなのかな、と思うんです。いまは2人ともYouTubeだけじゃなくて会社員として働いてますし、そうやって出会うひとりひとりと丁寧にちゃんとコミュニケーションしていけば、味方になってくれる人も増えるし、自分のことを信頼してくれる人に囲まれて生活できるようになるので。
アリシア 私もそう思います。前は「日本社会がもっと変わってほしい」という気持ちがあったんですよ。でも今はハーフの自分が気に入ってるし、いろんな“日本人アピール”も身につけましたし(笑)。
──日本人アピールというと?
アリシア やっぱり見た目で「外国人扱いされてるな」って感じることはあるので、「私は日本人だよ」って伝えたくてスマホで母親と通話して「もしもし、今日何買って帰ればいい?」って日本語でちょっと大きな声で話してみたり。「え、この人日本語話してる!」と驚くんですよ。
チェルシー 「納豆はもう買っといたよ」って言ってるの聞いたことある(笑)。でも本当に、こういうギスギスした世の中の空気感がこれ以上エスカレートしていかないか、すごく不安に感じています。
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