この文書を理由に、「遺族が“そっとしておいて”と言っているだろう」と、遺族取材ではなく、斎藤知事の報道そのものを封じようとする人物も現れた。

【筆者】「元県民局長の死を利用して、知事を叩き続けている」と主張をしている人たちもいますが、どう思いますか。

【元同僚】「“利用”しているのではなくて、当たり前のこととして主張しているだけであって。

ADVERTISEMENT

斎藤知事は“お悔やみ”という言葉を繰り返し、未だに心にもなく口にしますけれども、謝罪は一切していません。謝罪がなぜ必要かというと、公益通報者保護法違反をして、記者会見で『公務員失格』と断じる“公開パワハラ”までしたのは明らかなわけですから」

【筆者】遺族への攻撃が止まらない。斎藤知事が止めれば人権配慮のアピールもできるのに、絶対にしないのが不思議です。

【元同僚】「(斎藤知事は)元局長も竹内英明元県議(昨年1月他界)も、自分に歯向かうというか、指摘してくるのが許せないんでしょう。子供ですから。

幼児性の表れじゃないかと思います。良くなる方法というのは、知事本人が変わるしかないけど、おそらく無理でしょう」

■知事が掲げる「風通しのいい職場」 その内部は…

第三者委員会に「職員とのコミュニケーション不足」を指摘された斎藤知事は、「風通しの良い職場づくりが私の責任の取り方」と語ってきた。

今、県庁にいる職員たちは、斎藤知事のことをどう思っているのだろうか。

【筆者】知事に従おうという職員は増えていますか?

【元同僚】「やはり“従わざるを得ない”、もしくは“従う方が自分にとって有利だ”と思う職員も一定数いると思います。けれど逆もあって、“そういう兵庫県では勤めていけない”と思う職員も増えていっているのも、一定あるかと思います」

【筆者】職員のモチベーションはどうですか。

【元同僚】「正直、今の知事は、ご本人が関心のあることにはある程度、力を入れますけど、それ以外はほとんど入れない。県の事業って表に出るものばかりじゃなく、基礎的な部分の仕事が多いんです。