知事がそこに関心がないと、職員がいくら頑張っても評価されない。
非常に、非常に可能性が低いというか、ゼロなんでしょうけれど、やはり知事自身に考えを変えていただかないと。知事としての本来の向き合い方といいますか。今のままだと、なかなか難しいんじゃないかと思います」
■元同僚「公務員である以上、県民を向いて仕事をしないといけない」
元同僚の男性は斎藤知事について、「行政マンとしても政治家としても、決して優秀でない。評価に値しない」と語る。
では、後輩にあたる県職員たちには、どんな思いを持っているのだろうか。
【筆者】後輩に「今後こうしていこう」と、声をかけるとすれば、どうですか。
【元同僚】「“知事が言っているから”で仕事するのではなく、おかしいことであれば“おかしい”と声を上げてほしいと思います。
やっぱり県職員、公務員であるからには、県民を向いて仕事をしないといけない。
何かおかしいことをしないといけなくなったら、自分の身を守るためにも、そこは一線を越えないようにしてほしいな、と思います」
■文書問題で激変した県庁 職員からは様々な声
私自身は斎藤県政の最初の半年を取材した後、3年半のブランクを経て、再び兵庫県庁の取材をしている。告発文書問題の「前」と「後」を見ているわけだが、県庁の空気がまるで違うことに驚いた。
もちろん、元県民局長の同僚だった男性とは違う意見の職員もいる。ある取材で話した職員は、斎藤知事の肝いり政策を高く評価し、知事を批判する県民を指して「アンチの連中が…」という言葉を何度も口にした。
同じような考えの職員は他にもいるのだろう。取材を受けてくれた元県民局長の同僚だった男性は、「(庁内で)知事の話題は、なかなか言い出せない雰囲気がある」と話していた。
斎藤知事が目指しているという「風通しの良い職場」とはこのような県庁のことを指しているのだろうか。
(関西テレビ報道センター神戸支局長 鈴木祐輔)
2026/07/31配信
【独白】兵庫県告発文書問題・告発の元県民局長の死から2年 元同僚男性が語る実状 斎藤知事の対応は「幼児性の表れ」 「適切・適正・適法だった」と繰り返す知事に「行政の世界ではあり得ない」

