「カジノで遊ぶ元夫」と「シャワーで怒る姑」

――その後は、ご家庭を築かれますよね。

不破 はい。28歳のときに結婚しました。相手は、私が名古屋のローカルラジオ局に出演していたときに知り合った男性で、会社員の傍ら音楽イベントを企画する仕事をしていた人でした。

――結婚生活はいかがでしたか。

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不破 現在19歳と20歳になる子どもにも恵まれましたが、結婚生活自体は2年ほどで破綻して、30歳のときには子どもを連れて実家に帰ることになりました。

 

――離婚の原因は何だったのでしょうか。

不破 会社員だった元旦那は、結婚してから起業したんです。ビジネスは成功し、多忙を極める生活が始まりました。「0歳児と1歳児という、年子の幼い子どもたちをひとりで育てるのは辛いだろうから」と、私は子どもを連れて元旦那の実家に身を寄せることになったんですが、元旦那は「忙しい」を理由に滅多に帰ってこなくなりました。

 電話をしてもつながらない。たまにつながると「海外にいる」「これからカジノで遊ぶ」「ヨットを購入しようと思う」と豪遊しているんです。一方で私は、子どもたちを送り迎えして汗びっしょりになったからシャワーを浴びただけで「水道代がもったいない」と姑に咎められる生活を送っていました。好きで結婚をした人だったけど、このまま一緒にいたら精神がもたなくなると思って、離婚を決断しました。実際、うつ病にも罹患してしまいました。

――うつ病を発症するほど追い詰められていた当時、どのような状況だったのでしょうか。

不破 生活費として16万円ほど渡されていましたが、遅れることもあり、ガス代や電気代の支払いができないこともあって……。元夫の実家の縁側に座って「私って不幸だな、いつかこの境遇から抜け出したい」とぼんやりすることが増え、酒量も増えていましたね。「いのちの電話」にかけて相談したこともあります。 

――そのような状況から、おひとりで2人のお子さんを育てることになる。

不破 実家の両親や5つ下の弟がすごく子どもたちを可愛がってくれて助けられました。ただ、子育ての主体は私ですから、「どうやって安定した収入を得るか」を考えて、看護師になろうと決めたんです。